『論文作成デザイン――テーマの発見から研究の構築へ』
細川 英雄 20080425 東京図書,172p.
last update:20101202
■細川 英雄 20080425 『論文作成デザイン――テーマの発見から研究の構築へ』,東京図書,172p. \1890 ISBN-10:4489020325 ISBN-13:978-4489020322 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
論文・レポートで求められるのは、自分にしか書けないこと、つまりオリジナリティだ。それは論文・レポートが、自分の考えを述べ、それによって他者との対話をめざすものだから。では、そのオリジナリティとはどんなもので、どこにあるのだろうか。
こうした「マニュアル以前」の問題を考えるために、本書では、テーマの設定・具体例の提示・主張の展開といった執筆プロセスをクローズアップ。それぞれの段階で何をどのように考え、書けばいいのかを、「思考」と「表現」による方法論として提案する。
オリジナルな論文・レポート活動を実現するための1冊。
内容(「BOOK」データベースより)
「なぜ私は論文を書くのか」。書くことの意味を考えれば、そのプロセスも見えてきます。対話によって「私」に切りこみ、対話のうちに「私」をひらく。ここから、あなた自身の研究活動が始まります。
■目次
この本を手にとってあなたに
第1章 デザインの枠組み
1 論文は対話活動である
2 「私」はどこにいるのか―それぞれの専門、それぞれの分野
3 何をめざして書けばいいのか
第2章 テーマを発見する
1 テーマはどのようにして決めるのか
2 情報から自由になるために
3 問題関心から問題意識へ
第3章 具体例を示す
1 テーマから具体例へ
2 証拠を出す習慣
3 具体例の実際
第4章 主張を展開する
1 主張の宛て先、対話の相手
2 結論とは何か―論文執筆のプロセスと構成
3 論理と責任
第5章 相手とのルールづくり―推敲と執筆の手引き
1 推敲という作業
2 執筆要領とそのルール
3 仕事・生活と研究を結ぶために
自分のことばを取り戻す――あとがきに代えて
*作成:櫻井浩子