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『東アジア内海世界の交流史――周縁地域における社会制度の形成』

加藤 雄三・大西 秀之・佐々木 史郎 20080310 人文書院,302p.


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■加藤 雄三・大西 秀之・佐々木 史郎 20080310 『東アジア内海世界の交流史――周縁地域における社会制度の形成』,人文書院,302p. ISBN-10:4409510592 ISBN-13:978-4409510599 \2520 [amazon][kinokuniya] ※

■出版社/著者からの内容紹介
サハリン、北海道、満洲から、琉球・奄美をはじめとする南島まで、日本海、東シナ海を取り囲む諸地域が交易を通じて形成した社会制度について考える。とりわけ「日本」の南北を対話的にえがくことで、国家や制度を越えた人・モノ・情報の動きと、日本も含めた関係性を浮き彫りにする。国家の周縁部から歴史をとらえなす、考古学、人類学、歴史学による画期的取り組み。

■出版社からのコメント
海から立ちあらわれるもうひとつの東アジア
サハリン、北海道、満洲から、琉球、奄美の島々まで
国家の周縁部から歴史をとらえなおす、
考古学、人類学、歴史学による画期的取組み。

サハリン、北海道、満洲から、琉球・奄美をはじめとする南島まで、日本海、東シナ海を取り囲む諸地域が交易を通じて形成した社会制度について考える。とりわけ「日本」の南北を対話的にえがくことで、国家や制度を越えた人・モノ・情報の動きと、日本も含めた関係性を浮き彫りにする。国家の周縁部から歴史をとらえなす、考古学、人類学、歴史学による画期的取り組み。

■目次

はじめに(加藤雄三)

第I部 交流・交易をになった地域のすがた 
第一章 アイヌ文化の成立と交易(瀬川拓郎)
第二章 琉球王国における貢納制の展開と交易(岡本弘道)
第三章 アイヌの北方交易とアイヌ文化(中村和之)
第四章 南島の交流と交易(角南聡一郎)

第II部 社会をつくる人びと、つなぐ人びと
  第五章 清代マンジュ(満洲)人の「家」と国家(杉山清彦)
第六章 近世琉球の社会と身分(渡辺美季)
第七章 ダイチン・グルン時期のアンダ(承志)
第八章 台湾事件と漢番交易の仲介者(林淑美)

第III部 日々の営みをめぐる権利 
第九章 極東ロシア先住民族の狩猟領域(佐々木史郎)
第一〇章 清末民国期の太湖流域漁民(太田出)
第一一章 アイヌ社会における川筋集団の自律性(大西秀之)
第一二章 租界社会と取引*加藤雄三

おわりに(大西秀之)

■引用
本書は地域スケールと時間スケールに応じて、全体を三部に分ける。三部ともスケールを異にするが、議論はつねに具体的なモノを媒介としておこなわれる。ここでいうモノには、東アジア内海世界を循環する交易品、集団や個々人の相互関係・地位を成立させる道具、逆に社会や人びとをうごかす資源などがふくまれる。(p13)

第T部は、国家や地域をまたぐ超域的な交易の展開を対象とする。文献資料だけでなく、考古遺物の分析結果を積極的に活用することで、時間的にも長期にわたって交易にかかわる社会の変遷過程を概観する。(p13)

第U部は、中期としてあつかうべき数世代に影響をおよぼす制度を国家や社会の内外両面からみつけていく。(p14)

第V部は、交易の実践の現場における権利関係とそれにまつわる慣行をながめる。いわば、一瞬一瞬の事象のうちに見いだすことができるものをさぐる。実際には、この瞬時の実践行為はひとつとして同じであることはないだろう。つまり、制度はつねにその幅をふくらませ、変化しつづていている。制度に生命を与えているのはこうした実践なのである。(p15)

■書評・紹介

■言及



*作成:櫻井 浩子 
UP:20080819 REV:
身体×世界:関連書籍 2005-  ◇BOOK
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