『葬儀の植民地社会史――帝国日本と台湾の〈近代〉』
胎中 千鶴 20080210 風響社,278p.
last update:20110818
■胎中 千鶴 20080210 『葬儀の植民地社会史――帝国日本と台湾の〈近代〉』,風響社,278p. ISBN-10:4894891263 ISBN-13:978-4894891265 \4200 [amazon]/[kinokuniya] ※ d01
■内容
社会の価値体系が集約的に示される儀礼。台湾民衆における葬儀の日本化をたどり、支配・被支配双方の「近代」を見つめ直す。
■目次
はじめに
序章
一章 伝統社会の葬儀と死体
第一節 伝統社会の葬儀
第二節 伝統社会と死体
二章 衛生と死体──統治期初期の死体と火葬をめぐる状況
第一節 植民地統治と死体
第二節 密葬と火葬
三章 植民地支配と葬儀──一九一〇〜二〇年代を中心に
第一節 「旧慣」としての葬儀
第二節 郷紳層と葬儀
第三節 民族運動と葬儀
四章 台南墓地移転問題
第一節 都市と墓地
第二節 住民と墓地
小結──移転問題の結末
五章 皇民化政策と葬儀
第一節 戦時下の葬儀のゆくえ
第二節 改善葬儀の周辺
第三節 文学作品のなかの「葬儀改善」
六章 植民地の日本仏教──臨済宗妙心寺派の活動を中心に
第一節 台湾における臨済宗妙心寺派の活動
第二節 日本仏教と寺廟整理運動
第三節 日本仏教化する葬儀
終章
あとがき
主な参考文献・略年表・索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:鈴木 耕太郎