『HTMLタグ辞典』
猿橋 大 20080224 秀和システム, 400p
■猿橋 大 20080224 『HTMLタグ辞典』,秀和システム,400p. 1575(税込)
ISBN-10: 479801897X ISBN-13: 978-4798018973 [amazon]
■内容
■目次
1 HTMLについて
1.HTMLとは
2.HTMLの歴史
3.HTMLの仕様とブラウザの対応
4.非推奨要素・属性について
5.HTMLタグの使い方
6.HTMLとCSS
7.HTML4.01からXHTML1.0に変換するには
8.ウェブページの作成
9.HTML初心者の方へ
2 HTMLタグ
3 知って役立つTIPS Q&A
付録
索引
■紹介・引用
「ウェブページの表示には、通常Internet ExplorerやFirefoxなどの「ブラウザ」と呼ばれるソフトウェアを使用します。ウェブページ内の見出しや段落などを画面にどのように表示するかは、最終的にはブラウザに依存します。
ブラウザの開発者は、HTML文書を適切に表示するために、基本的にはHTMLの標準仕様に準拠したブラウザを開発しますが、ブラウザが独自に追加した「拡張機能」が盛り込まれることもあります。このような拡張機能は、ウェブサイト開発者の要求に応えるためでもありますが、同時にライバル会社との差別化を図りたい企業側の都合でもありました。
こうしたブラウザ間の差別化合戦は、ブラウザの種類やバージョンによりサポートされるHTMLタグやCSSプロパティが異なるという状況を生み出しました。特定のブラウザだけでサポートされたHTMLタグやCSSプロパティの存在は、ブラウザごとに処理を分けなければならないなど、ウェブサイト開発者に内容の良し悪しとは違う部分での労力を増やすことになりました。
モダンブラウザの普及と標準準拠への意識の高まり
近年では、こうした状況は少しずつ改善されてきています。以前はHTMLの標準仕様そのものがブラウザ開発の後手に回っている状況もありましたが、現在のHTMLの標準仕様は、かなり高いレベルで洗練されてきています。
また、HTMLの標準仕様への準拠が進んだ「モダンブラウザ」の普及により、W3Cの定めたHTMLの標準仕様に準拠したウェブページを作成すれば、完全ではないまでも、おおよそブラウザの違いを超えて問題なくウェブページを表示させられるようになっています。
(HTML/CSS標準に比較的準拠したモダンブラウザ
Internet Explorer6以上
Firefox
Mozilla
Netscape6以上
Opera7以上
Internet Explorer Mac 5
Safari
※モダンブラウザに厳密な定義はありませんが、一般的には上記のブラウザなどを指します)
ただし、現在でもブラウザごとに表示のされ方が異なる場合があり、ブラウザ特有のバグなどもあるので注意は必要です。本書ではHTMLタグの紹介ページで、そのHTMLタグが主なブラウザで動作するかどうかについて調べた結果を掲載していますので、制作の際の参考にしてください」(pp5-6)
「HTMLの記述は小文字をおすすめ
HTMLでは要素名と属性名の大文字・小文字を区別しませんが、後で解説するXHTMLでは要素名と属性名はすべて小文字で記述しなければなりません。XHTMLとの互換性を考えれば、要素名・属性名はすべて小文字で記述したほうが良いでしょう」(p13)
*作成:櫻井 悟史