『犬と人が出会うとき――異種協働のポリティクス』
Haraway, Donna 2008 When Species Meet,University of Minnesota Press,423p.
=20130425 高橋 さきの 訳,青土社,462+90p.
last update:20150413
■Haraway, Donna J. 2008 When Species Meet,University of Minnesota Press,423p.
=20130425 高橋 さきの 訳 『犬と人が出会うとき――異種協働のポリティクス』,青土社,462+90p.
ISBN-10: 4791766660 ISBN-13: 978-4791766666 \3600+税
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■内容
おびただしい“種”の海に漂いさらされて生きてきたヒトという存在。われわれは異種のなかでこそ息づき、いまだかつて単独で人間だったことはないのかもしれない。
犬のみならず猫や鶏、想像上の生物まで、非言語コミュニケーションの現場をトレースし、動物と人間の関係を圧倒的な知的離れ業で解き明かす冒険の書。
「サイボーグ・フェミニズム」、「猿と女とサイボーグ」で人文社会科学から科学論まで大きな反響を呼んだダナ・ハラウェイの待望の邦訳新刊。
■著者略歴
1944年コロラド州デンバー生まれ。イェール大学で実験生物学から科学史に転じ、生物学の博士号を取得。1980年からは、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で、
科学技術論とフェミニズム理論を講じる。
■訳者略歴
1957年東京生まれ。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了、森林植物学専攻。以降、工業所有権の現場で、翻訳に従事。
■目次
第I部 私たちは、人間であったことなどない
1 種と種が出会うとき
2 価値を帯びた犬と生きた資本
3 苦しみを分かち合う――実験動物と人間の道具的関係
4 検証される生――純血種の犬の世界での愛と知の実践
5 雑種犬のクローンを作製し、虎を救い出す――生命倫理の不安と豊豊饒という問題
第II部 スポーツ記者の娘のノート
6 健常なからだと伴侶種
7 友として結ばれた種
8 コンタクト・ゾーンでトレーニングする――アジリティーというスポーツでの権力、プレー、発明
第III部 絡みあう種と種
9 クリッターカム――自然文化の中の複眼
10 チキン
11 テクノ文化にあって伴侶種となること
12 最後の食事――渋味ある消化不良
謝辞
訳者あとがき
注
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:北村 健太郎