『マックス・ヴェーバーにとって社会学とは何か――歴史研究への基礎的予備学』
折原 浩 20071225 勁草書房,254p.
■折原 浩 20071225『マックス・ヴェーバーにとって社会学とは何か――歴史研究への基礎的予備学』,勁草書房, 254p,ISBN-10: 4326653329 ISBN-13: 978-4326653324 ,2940 [amazon]※ b
■内容
マックス・ヴェーバーは、はたして社会学者か。没後百周年を前に、ヴェーバー社会学創成の理由と意味を問い直す。著者年来の『経済と社会』再構成論に即した入門編。
「歴史・社会科学における基礎研究と応用研究との相互交流」を実りあるものにするにはどうしたらよいか。「ヴェーバー社会学」は、自己目的的な専門学科ではなかった。この問いとむきあった「歴史研究への基礎的予備学」であったのだ。「理解社会学のカテゴリー」論文を体系的に読み、なぜ彼が「社会学」を必要としたのかを考察する。
■目次
はじめに――問題提起
第一章 「カテゴリー論文」――思想諸潮流の相互媒介による社会学の定礎と基礎概念構成
第二章 ヴェーバー社会学の創成と本源的意味――歴史科学研究への基礎的予備学
第三章 ヴェーバー社会学における「正当性」問題――歴史・社会科学における基礎論と応用研究との相互交流に向けて
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:鹿島萌子