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『障害児教育を考える』

茂木 俊彦 20071220 岩波新書,205p.

last update:20131124

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■茂木 俊彦 20071220 『障害児教育を考える』,岩波新書,205p. ISBN-10:4004311101 ISBN-13:978-4004311102 \720+税 [amazon][kinokuniya] ※ e19

■内容

岩波書店ホームページ[外部リンク] より

 障害をもった子どもたちと、どう向き合うか

 障害をもった子どもたちの教育について、これまで「特殊教育」と呼ばれてきたのは、ご承知のとおりです。それが2007年4月から「特別支援教育」に変わりました。単なる名称変更にとどまりません。その理念や制度もまた、大きく変わることになったのです。そこでこの機会に、今も版を重ねるロングセラー『障害児と教育』(岩波新書、1990年)の著者に、この動き出した「特別支援教育」とは何か、そこにはどのような可能性がはらまれており、またどのような課題が残されているのか、などについて分かりやすくまとめていただいたのが本書です。

 視覚にせよ聴覚にせよ、また知的能力にせよ、障害のある子どもと向き合う時には、当然ながら、コミュニケーションのとり方が容易ではありません。そこでもっとも大切なのは何か。著者が強調するのは、「子どもに尋ねる気持ちになること」「子どもに学ぶこと」です。とくに教室で日々、彼らと接する教師は、自らの感受性を高め、想像力に磨きをかけることによって、子どもの発信するサインをしっかり受け止め、読み取ることによって、初めて困難な溝を越えていきうるのだ、というわけです。

 全国各地のさまざまな教育実践に明るい著者は、豊富な実践例を紹介することによって、その主張の説得力を高めるのに成功しています。
 現場で格闘している教師の方たちだけでなく、障害児をめぐる問題や教育の問題、コミュニケーションのあり方に少しでも関心をもつ方などにお勧めしたい1冊です。

(「BOOK」データベースより)
二〇〇七年四月、従来の「特殊教育」は「特別支援教育」に移行した。その理念と制度は、どのようなものか。これによって障害児教育に開かれる可能性、また残された課題は何か。教室で格闘する教師らの注目すべき実践を紹介しながら、障害児との向き合い方を考え、すべての子に学習と発達を保障する学校教育への道筋を描く。

■目次

 序 章 変わってきた障害者の見方

 第1章 障害による活動の制限
   1 発達と活動
   2 新しい「障害」の概念
   3 障害による活動の制限
 第2章 障害児とどう向き合うか
   1 子どもに尋ねる気持ちになる
   2 発達の主体としての障害児
   3 発達は限りない
 第3章 学習権・発達権と特別支援教育
   1 特別支援教育の理念と制度
   2 特別なニーズ教育をめぐる国際動向
   3 特別支援教育の対象規定をどう見るか
   4 特別支援学校と特別支援学級
   5 財政基盤が弱い特別支援教育
   6 専門を超えた共同を
 第4章 学習と発達の保障をめざして
   1 子どもの理解を実践につなぐ
   2 「共同」を発展させる実践の創造
   3 文化・自然に取り組む教育を
 終 章 障害者の自立を励ます社会へ

 あとがき

■著者略歴

岩波書店ホームページ[外部リンク] より

茂木俊彦(もぎ・としひこ) 1942年、群馬県に生まれる。東京大学教育学部卒業。東京都立大学教授、同大学総長などを経て、現在、桜美林大学教授。専攻:教育心理学、障害児心理学。著書に『障害児と教育』(岩波新書)、『ノーマライゼーションと障害児教育』(全国障害者問題研究会出版部)ほか多数。

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:矢野 亮
UP: 20131124 REV:
「障害者と教育」  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
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