『精神科医の雑学読書』

風祭元　20071222　あき書房，236p.

last update:20160829

■風祭元　20071222　『精神科医の雑学読書』，あき書房，236p.　ISBN-10:978-4-900428-47-8　ISBN-13: 978-4900428478　2200+　[amazon]／[kinokuniya] ※ m

■内容

【本書：p.236，あとがき】

　本書は、隔月刊の専門誌「最新精神医学」（世論時報社）に、二〇〇四年一月から二〇〇六年十一月まで十八回にわたり連載した
「精神科医の読書ノート」のうち十三編に大幅に加筆したもので、これまで私が読んだいくつかの本について、その内容を紹介しながら
精神科医の立場から読後感やその本の主題に関する私自身の考えを自由に展開したものである。

■目次

Ⅰ 日本医学界の先達
　１榊俶教授の同級生の一生――星新一「祖父小金井良精の記」
　２進行麻痺の脳内病原体の発見――小泉丹「野口英世」ほか
　３三代の精神科病院――斉藤茂太「精神科医三代」)
Ⅱ 心を病んだ人たち
　４妄想が作った奇妙な建物――式場隆三郎「二笑亭奇譚」
　５統合失調症の一生の自分史――松本昭夫「精神病棟の20年」
　６カニバリズムを実行した男―佐川一政「霧の中」ほか
Ⅲ 東京大学医学部精神医学教室
　７東大精神科を描いた小説――石上玄一郎「精神病学教室」
　８敗戦前後の東大精神科――神谷美恵子「若き日の日記」ほか
Ⅳ 十八・十九世紀の欧州精神医学
　９精神病者の解放者ピネル――安田徳太郎「世紀の狂人」ほか
　１０ホームズと精神医学―ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」他
Ⅴ 犯罪と精神病
　１１放火で失われた国宝――三島由紀夫「金閣寺」ほか
　１２帝銀事件をめぐる謎――松本清張「小説帝銀事件」ほか
　１３「多重人格」は免罪されるか―キイス「24人のビリー・ミリガン」

■引用

■書評・紹介

■言及

＊作成：岩﨑弘泰

UP:20160829　REV:

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