『ニート脳の恐怖』
小林 宏嗣 200712 新風舎,54p.
■小林 宏嗣 200712 『ニート脳の恐怖』,新風舎,54p. ISBN-10: 4289507212 ISBN-13: 978-4289507214 \577 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
社会に参加できず、自立できないニートたちは軽蔑や同情の対象になる。だが、彼らの抱えている心の問題は、社会生活を営む健常者とは関わりのないものだろうか。本書では、そうしたごく普通の人々もまた潜在的ニートであると提言。現代の生活習慣のもたらした病巣や社会問題を検証し、簡単に傷つき、ニート化してしまう現代人の心の闇を探っていく。ニートやフリーターを経て、一般社会へと復帰を果たした著者が、その原因と回復への道筋を照らし出す。蔓延する“ ニート脳”の存在に警鐘を鳴らす傑作エッセイ。
■目次
ニートを育成する環境とは
作文が一行も書けなくても優等生だった
テレビのリモコンは殺人者養成器具である
テレビ人間の世界像
熟年妻が夫を切り捨てるのはなぜか
ストーカーはなぜ増加するのか
子どもの虐待とニート脳化した親たち
自己が承認されにくい消費社会
携帯電話は、なぜ魔法の道具なのか
子どもはなぜゲーム機が好きなのか
なぜ他人の言葉で簡単に傷ついてしまうのか
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小林 宏嗣
1951年東京都新宿区生まれ。神奈川県相模原市在住。古書店の長男として生まれ、コミックやテレビ、音楽に没頭した子供時代を過ごす。大学中退後は5年間のニート生活を送り、父の死去の際に生計を支えるためにフリーター生活をはじめた。この間に、心理学書や哲学書を読み漁り、エッセイを書き溜める。また、フリーターから脱却すべく各種資格を取得。2005年某社に正社員として採用され現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■紹介・言及
◇橋口 昌治 20090910 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也・村上 慎司・橋口 昌治 20090910 『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ t07.