『「セックスワーカー」とは誰か――移住・性奴隷・人身取引の構造と経験』
青山 薫 200712 大月書店,412p.
■青山 薫 200712 『「セックスワーカー」とは誰か――移住・性奴隷・人身取引の構造と経験』,大月書店,412p. ISBN-10: 4272350269 ISBN-13: 978-4272350261 \3990 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
グローバル化のなかの性産業とそこに生きる女性たち。女性たちの個人史を聞き、ライフ・コースを追うことで浮かび上がる、ジェンダー格差と経済格差にもとづいたグローバルな性取引。その、「奴隷制か労働か」という定義ではなく、「生きられた経験」に即した理解を試みる。タイと日本でのフィールドワークをもとにした充実のモノグラフ。
■目次
序章 個人的なトラブルから社会的な問題へ
第1章 近代化・ジェンダー・グローバル化―タイ人セックスワーカーの移住労働を世界に位置づける
第2章 生きられた経験を理解する理論と方法論
第3章 セックスワーカーになる前
第4章 セックスワーカーになっていく、ということ・セックスワーカーである・ということ
第5章 元セックスワーカーである、ということ
終章
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
青山 薫
1962年生まれ。ウォーリック大学ジェンダーと国際開発修士課程修了。エセックス大学社会学部博士課程修了。移住労働と性労働の分野で、実証研究への構造化論の応用を追求。東北大学「ジェンダー法・政策研究センター」COE研究員。ピープルズ・プラン研究所所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■紹介・言及
◇橋口 昌治 20090910 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也・村上 慎司・橋口 昌治 20090910 『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ t07.