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『新・ワードを捨ててエディタを使おう』

鐸木 能光 20071101 SCC Books, 237p


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■鐸木 能光 20071101 『新・ワードを捨ててエディタを使おう』,SCC Books,237p. 2415(税込) ISBN-10: 4886478409 ISBN-13: 978-4886478405 [amazon]

■出版社/著者からの内容紹介
高機能エディタソフトQXの使いこなし方や文章の編集テクニックを紹介!
その文章、ワードという「特殊ペン」で書く必要がありますか?

エディタを知った読者から熱烈支持を受けた伝説の書が、Windows Vista対応、内容一新、1.5倍大幅増ページで復活!

もしあなたが、ワードや一太郎は知っているが、テキストエディタなんて聞いたこともないというならば、それは「特殊なペン」は知っていても、「あたりまえのボールペンや鉛筆」はしらないということだ・・・
さぁ、ワードという重い特殊ペンを捨て、ただの鉛筆やボールペンでサクサク文章を書く「あたりまえの自由」を手に入れよう。

※本書の付属CD-ROMには、正規ライセンス付「QXエディタ」の他、様々なお宝ソフト、ツール類を収録しています。

■出版社からのコメント
もしあなたが、ワードや一太郎は知っているが、テキストエディタなんて聞いたこともないというならば、それは「特殊なペン」は知っていても、「あたりまえのボールペンや鉛筆」はしらないということだ・・・
 さぁ、ワードという重い特殊ペンを捨て、ただの鉛筆やボールペンでサクサク文章を書く「あたりまえの自由」を手に入れよう。


■目次
□はじめに

入門編■ テキストエディタって何?
 テキストエディタとワープロの違い
 テキストファイルとバイナリファイル
 文字情報だけのファイルをバイナリにする愚
 ワープロファイルがオフィスの効率を下げている
 テキストを作るならテキストエディタ
  ◇知っ得! 拡張子って何?

準備編■ オンラインソフトを使える環境を整える
 オンラインソフトのダウンロードガイド
 Lhaplusをインストール
 QTClipをインストール
 QTClipの基本的な使い方
 QTClipの一歩進んだ設定と使い方
  ◇知っ得! ZIPはファイル? フォルダ?

初級編■ エディタで文章を書いてみよう
 Windowsの「メモ帳」と「ワードパッド」
 編集操作は極力マウスを使わずに行おう
 もっと簡単に文書を作成するために
 縦書き編集ができるCoolMint
  ◇知っ得! ワープロ文書以上のやっかい者「HTMLメール」

中級編■エディタを使いこなそう
 フリーの中級エディタ「MKEditor」
 表示画面をカスタマイズする
 エディタの基本的環境設定
 少し凝った編集機能
 よく使うフォルダやファイルを登録する
 豊富なユーティリティツールを内蔵
  ◇知っ得! ファイル整理術とエクスプローラー裏話
 多機能で使いやすいNoEditor
 NoEditorの初期設定
 よく使うフォルダ・ファイルの登録
 ユーザー強調定義機能と別表示設定機能
 NoEditorの独自機能いろいろ
 NoEditorでホームページをサクッと作る
 HTML編集は難しいことではない
 その他、お勧めのテキストエディタ一覧
 テキストファイル便利ツールを使いこなせ!
   ◇知っ得! 文字コード裏話

上級編■ 高機能エディタQXの魅力
 とりあえずインストールしてみる
 画面の色などを初期設定
 「共通設定」のキモ
 ファイル管理をさらにやりやすくする
 [書式設定]で執筆環境をさらに詳細設定する
 縦書きをするならQX
 自動辞書引き機能
 強力な検索・置換機能
 エディタでもこれだけの印刷ができる
 マクロが広げる無限の可能性
 キー割り付け・ツールバーのカスタマイズ
 QXの起動時オプション
 QXをフルに活用する

□ 付属CD-ROMの内容と使い方

□おわりに

□索引

■紹介・引用

「本書の冒頭で私は、「テキストで済むものをわざわざワープロ文書にするのは馬鹿げている」と力説したが、これと同じ愚行が電子メールの世界にも蔓延している。「テキストだけの内容なのにHTMLメールにする愚」である。
 HTMLというのは、WEBページの実体である。文字コードだけで書かれているという点では広義のテキストファイルだが、「タグ」というものを使って、文字の修飾情報、画像貼り込み、表組などのレイアウト情報、さらには「○○にジャンプする」などの動的情報までも含めることができる。
 簡単に言えば、WEBページと同じものをメールとして送信するのがHTMLメールだ。
 HTMLメールはWEBページと同じだから、画像や写真を入れて美しく仕上げたい広告メールなどによく利用される。
 まず、テキスト形式のメールに比べるとサイズが大きくなること。
 ブロードバンド時代の今、そんなことは大した問題ではないと思われがちだが、実際には、2007年現在、日本にはアナログダイヤルアップやISDNしか使えないエリアがたくさん残っている。また、ケータイでメールを受信するときも、HTMLメールは迷惑以外のなにものでもない。
 電子メールは相手に文章を送るためだけでなく、サーバーにコマンド(命令)を送るために使われることもある。例えば、メーリングリストの入退会やメールマガジンの購読・廃止などの手続きをする際、メールに短い一文(コマンド)を書いたメールをサーバーの管理用アドレスに送ることがある。このとき、HTMLメールになっていると、サーバー側では正常に処理ができない。処理ができなかったメールは管理者に転送されたり、送信者に戻されたりするが、システムに不要な負担をかけることになる。
 しかし、最も困るのは、HTML形式によるspam(迷惑メール)やウイルスメールがあまりにも多いということだ。
 一時期、HTMLメールにウイルスを潜ませる手段が横行した。Windowsに標準搭載されていたメールソフト・Outlook Express(以下OE)が、受信したHTMLメールを自動閲覧するようになっていたため、この種のウイルスはたちまち世界中に広がり、社会に多大の損害を与えた。
 OEや、OEの後継ソフトとしてWindows Vistaに搭載されたメールソフト・Windows Mailは、初期設定のまま使うと、テキストだけの内容なのに自動的にHTMLを添付して送信する。現代では、HTMLメールはspamフィルタによって削除されることが多いので、相手にメールが届かないというトラブルも多発する。
 初期設定のまま使うとHTMLメールを送信するようになっているOEには、以前から世界中で非難が集まっているが、あろうことかVistaでも同じ愚を繰り返した。マイクロソフト社はなにがなんでもHTMLメールを押しつけたいらしい。OEにインターフフェイスを意識的に似せたのではないかと思われるMozillaのメールソフト「Thunderbird」も、やはり初期設定のままだとHTMLメールを送信するようになっている。
 これらのメールソフトはまた、初期設定だと短い間隔(OEとWindows Mailは30分おき、Thunderbirdはなんと10分おき)で、POPサーバーに自動接続して、メールの有無を確認するようになっている。
 自動接続設定は極力するべきではない。いちばん困るのは、メールソフトに間違った設定のアカウントを放置しておくと、延々とサーバーに不正接続を試みるようになることだ。POPユーザー名やパスワードが間違っている場合、メールソフトがPOPサーバーに接続→間違った設定なのでサーバーは拒否→メールソフトが再試行→サーバーが拒否……ということが延々と繰り返される。この結果、ユーザー側のパソコンに常に余計な負荷がかかるのは自業自得だが、サーバー側も数秒おきに不正接続を繰り返されるわけで、サイバーテロ攻撃を受けているのと同じことになる。
OE、Windows Mail、Thunderbirdなどで意識しないまま自動接続設定にしてあると、間違った設定のアカウントを放置するだけでこうした事態を招く。
 パソコン初心者、ネット入門者ほど、OEやWindows Mailのようなメールソフトは使わないほうがよい。使う場合は、必ず初期設定を変更すること。そうしないと、自分では意識していなくても、ネット上に「迷惑メール」を送信し続けたり、サーバーを不正攻撃するサイバーテロリストになるかもしれない」(pp.46-48)


*作成:櫻井 悟史
UP:20080224 REV:
BOOK
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