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『中途肢体障害者における「障害の意味」の生涯発達的変化――脊髄損傷者が語るライフストーリーから』

田垣 正晋 20071020 ナカニシヤ出版,111p.


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■田垣 正晋 20071020 『中途肢体障害者における「障害の意味」の生涯発達的変化――脊髄損傷者が語るライフストーリーから』 ナカニシヤ出版,111p.  ISBN-10: 4779501822 ISBN-13: 978-4779501821 4200 [amazon]

■出版社/著者からの内容紹介
中途肢体障害者は自分の障害をどのように意味づけ、変化してゆくのか。生涯発達において、「喪失」はどのような意義をもつのか。障害者の「語り」から迫る。
http://www.nakanishiya.co.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=397

■目次

第1章 身体障害者を理解する方法としてのライフストーリー研究の意義
第1節 中途障害者とは
第2節 人間のとらえ方としての生涯発達
第3節 中途障害者の心理社会的問題への生涯発達的観点の導入
第4節 ライフストーリー研究とは
第5節 障害者のライフストーリー研究の現状
1.社会文化的文脈重視・援助貢献型の研究 / 2.社会文化的文脈重視・脱援助型の研究 / 3.個人重視・援助貢献型の研究 / 4.個人重視・脱援助型の研究
第6節 本研究の目的
第7節 本研究の構成

第2章 脊髄損傷者が語る障害の意味の長期的変化
第1節 問題と目的
第2節 方法
1.対象 / 2.調査手続 / 3.分析手続
第3節 結果と考察
1.話し手全体の通時的変化 / 2.話し手全体の現状 / 3.代表事例
第4節 総合考察
1.話し手全体に関する意味づけ / 2.TとUの話し手の意味づけの変化プロセスの特徴 / 3.Vの話し手の意味づけの特徴 / 4.まとめ

第3章 「元健常者」としてのライフストーリー
第1節 問題と目的
1.「自分から障害を差し引く」 / 2.「障害を肯定し自分に取り込む」 / 3.目的
第2節 方法
1.対象 / 2.調査手続 / 3.分析手続
第3節 結果と考察
1.Gのライフストーリー / 2.Eのライフストーリー
第4節 総合考察「元健常者」というライフストーリー
1.語りのまとめ / 2.「元健常者」としてのライフストーリー / 3.「元健常者」というテーマの「生涯発達における喪失の意義」という観点への示唆 / 4.障害者援助における留意点

第4章 障害の意味の長期的変化と短期的変化の比較研究
第1節 問題と目的
第2節 方法
1.対象 / 2.調査手続 / 3.分析手続
第3節 結果と考察
1.話し手全体の通時的変化 / 2.話し手全体の現状 / 3.長期と短期の話し手それぞれの代表事例
第4節 総合考察
1.長期と短期の話し手それぞれの特徴 / 2.話し手全体に関する考察 / 3.まとめと課題

第5章 研究のまとめとライフストーリー研究の今後の展開
第1節 研究のまとめ
1.通時的変化 / 2.現状の肯定的意味づけ / 3.現状の障害に伴う不利益への意味づけ / 4.当事者コミュニティの役割
第2節 中途障害者のライフストーリー研究の方向性
1.唯一の望ましいストーリーを決めるのではない / 2.肯定的意味づけと障害に伴う不利益の同時存在 / 3.本研究の障害受容研究への示唆
第3節 障害者のライフストーリー研究の今後の課題
1.語りなおしへの注目 / 2.ライフストーリー研究の限界 / 3.フィールドワークにおける研究者と対象者との相互作用の記述の必要性 / 4.研究対象:問題構成型研究と問題再検討型研究 / 5.障害の分類の規格化とライフストーリー研究

引用文献
付記
あとがき
事項索引
人名索引

■紹介・引用


■書評・言及



UP:20071113
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