『正義の労働運動ふたたび――労働運動要論』
要 宏輝 20071001 アットワークス,238p.
■要 宏輝 20071001 『正義の労働運動ふたたび――労働運動要論』,アットワークス,238p. ISBN-10: 4939042324
ISBN-13: 978-4939042324 1800+税
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■ 内容(「MARC」データベースより)
労働運動の可能性、春闘やゼネスト、労働委員会についてなど、労働運動の最前線で40余年間戦い続けてきた体験の中から生まれた論考集。労働運動の課題と
現状、展望を論じる。
■著者紹介
要宏輝[カナメヒロアキ]
1944年香川県生まれ。1967年横浜市立大学卒業。1967年総評全国金属労働組合大阪地方本部書記局入局、1991年書記長。1989年産別合併
(第一次)=全国金属機械労働組合結成で、同大阪地方本部書記長。1999年産別合併(第二次)=JAM結成で連合大阪副会長(専従)。
1993〜2003年大阪地方最賃審議会委員。1999年〜現在、大阪府労働委員会労働者委員、連合大阪なんでも相談センター相談員(本データはこの書籍
が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
第1章 連帯をつむぐ―労働運動の可能性
究極のコストパフォーマンス「雇用のない経営」―拡がる「労働法のない世界」
新しい低賃金・非典型労働;最賃までデフレにされてたまるか―最低賃金闘争の現状と課題
情報権・協議権・参加権のある産業民主主義―民間における労使協議制度の展開と可能性
日本の「労働特区」=外国人研修・実習制度―中国人研修生・技能実習生の雇用管理の実態と課題
政治の扉をたたき、政策の窓をひらく―ホームレス自立支援法の成立に向けて
ニュージーランドの「市場化」実験と労使関係法の変遷―「人の市場化」―人間の尊厳に対する実験は慎重にあるべきだった
第2章 労働運動の躍動と頂上―「西高東低型」春闘、ゼネストと労働者自主管理
産業合理化の嵐に抗する労働運動―「西高東低型」春闘・倒産争議・刑事弾圧
田中機械の自主管理闘争
人間の尊厳を実体化しうる社会的営み―書評『日本の労働者自主管理』から
第3章 労働運動の砦・労働委員会
これでいいのか、地労委―その実践と闘い
顕在化しつつある懸念と問題―労働組合法・労働委員会規則改正後の不当労働行為事件審査の展開
「却下決定」という名の不作為の罪―大阪府労働委員会「中曽根元首相不当労働行為事件」
あとがき
*作成:橋口昌治