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『うつから帰って参りました』

一色 伸幸 20071005 アスコム,267p.

last update:20110330

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■一色 伸幸 20071005 『うつから帰って参りました』,アスコム,267p. ISBN-10:477620469X ISBN-13: 978-4776204695 \1470  [amazon][kinokuniya] ※ d05 m →20090401 『うつから帰って参りました』(新装版), アスコム,271p. ISBN-10: 4776205416 ISBN-13: 978-4776205418 \1470 [amazon][kinokuniya]→20091010 『うつから帰って参りました』,文春文庫,252p. ISBN-10: 416777318X ISBN-13: 978-4167773182 \620 [amazon][kinokuniya]

■内容

「私をスキーに連れてって」「病院へ行こう」
「僕らはみんな生きている」「彼女が死んじゃった。」
など数々の作品を手がける人気脚本家が書いた
爆笑と感涙のうつ病体験記

ワンダーランドに迷い込んだのは、家族も同じだった。
この本を書くために、当時のことを訊くと、妻は、最初は怒りながら、
最後はあまりの酷さに笑い転げながら、知らなかった出来事を教えてくれた。
僕も、初めて出会う自分である……。

小一時間ほど話したとき、松山先生が口を開いた。
「一色くん。きみは、うつ病だと思う」
びっくりだ。
自分が病気だとは、想像さえしていなかった。
気持ちが沈み、抜け出せないことも、
限度を過ぎると病気なのだと、初めて知った。
この気鬱は、「気のせい」ではなかったのだ。
咳と熱に長く悩まされた人間が、
「あんたは風邪だ」
と言われて仰天するような間抜けさだ。 (本文より)

うつ病に罹っている人。
うつ病患者を家族、恋人、友人に持つ人。
この拙い本が、せめて定価程度には役に立ってくれたらと願っている。

一色伸幸

■目次

第1章 ハイ!(十歳にしてラリってた;夢とも悪夢ともつかない熱が宿った ほか)
第2章 安曇祐子という女(外国人に言葉を教えるという快感;父たちへのオマージュ ほか)
第3章 悪いジャンキー(うつ病患者は自分を病気だと思わない;もう…書けない ほか)
第4章 良いジャンキー(お手々つないで;願いはひとつ、「消えてなくなりたい」 ほか)
第5章 石井ゆかりという女(僕のかわりに自殺した人;再び、魔都へ ほか)

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:永橋 徳馬
UP: 20110330 REV:
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