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『サラダボウル化した日本――Welcome or Reject 外国人“依存”社会の現場を歩く』

若林 亜紀 20070930 光文社,221p.


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■若林 亜紀 20070930 『サラダボウル化した日本――Welcome or Reject 外国人“依存”社会の現場を歩く』,光文社,221p. ISBN-10: 4334934196 ISBN-13: 978-4334934194 952+税  [amazon]

■内容紹介

今や外国人労働者がいなければ、テレビも車も作れない。
厚生労働省のデータによれば、派遣や請負で働く外国人労働者の9割が製造業だ。
車やテレビだけではない。
日本のIT社会を支えるシステム・エンジニアは、中国人やインド人が多くなっている。
こうした“移民”たちが、気がつけば大量に増えている。
いつのまにか日本は、様々な国籍の外国人がまるで「サラダボウル」のように集まっている社会となったのだ。
本書は、こうした外国人“移民”達の日本での生活をルポしたものである。
私たちは、このグローバル化がもたらした状況を理解し、“移民”として受け入れた外国人とどううまくやっていくかを考えなければならない時期に来ているの だ。

気がつけば、まわりはみんな外国人!
 今や外国人労働者がいなければ、テレビも車も作れない。たとえばシャープの液晶テレビに使われる偏光フィルム工場では、全就労者約1700人中、約 1000人が請負労働者で、そのうち800人が日系ブラジル人だという。厚生労働省のデータによれば、派遣や請負で働く外国人労働者の9割が製造業だ。
 車やテレビだけではない。日本のIT社会を支えるシステム・エンジニアは、中国人やインド人が多くなっている。サリーを着た女性達が、情報社会の根っこ を支えているのだ。
 こうした“移民”たちが、気がつけば大量に増えている。いつのまにか日本は、様々な国籍の外国人がまるで「サラダボウル」のように集まっている社会と なったのだ。
 本書は、こうした外国人“移民”達の日本での生活をルポしたものである。私たちは、このグローバル化がもたらした状況を理解し、“移民”として受け入れ た外国人とどううまくやっていくかを考えなければ ならない時期に来ているのだ。

日本はもはや、外国人がいなければ成り立たない!

●渋谷区の巨大モスクに集うイスラム教徒達
●ネット社会の裏方はサリー姿のインド人
●愛知県の小学校、新入生の半分は日系人
●牧場の重労働を支える中国からの研修生
●介護してくれるのはハートフルなフィリピン人
●夜の町に姿を見せるロシア・南米美女達の人生

■著者紹介
若林亜紀[ワカバヤシアキ]
1965 年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、建設会社を経て厚生労働省の外郭団体である日本労働研究機構(現労働政策研究・研修機構)で働く。その 後、ジャーナリストに転じ、行革・公務員問題などで活躍中。著書に『ホージンノススメ 特殊法人職員の優雅で怠惰な生活日誌』(朝日新聞社)、『独身手当 ―給与明細でわかるトンデモ「公務員」の実態』(東洋経済新報社)。

■目次

Introductionはじめに
まわりはみんな外国人だった!

Chapter1 第1章
イスラムの殿堂・代々木の日本一のモスク

Chapter2 第2章
ニッポンITを担うインド人技術者

コラム1 足りないIT人材をどう埋めるか?

Chapter3 第3章
公立小学校、生徒の半分は外国人

コラム2 外国人生徒への教育をどうするか?

Chapter4 第4章
アジア留学生たちの「格差社会」

Chapter5 第5章
中国からやってきた低賃金労働者と技能研修生

Chapter6 第6章
ある中国人不法労働者の人生

コラム3 外国人が日本の基幹産業を握っている

Chapter7 第7章
夜の東京/外国人風俗地図

Chapter8 第8章
介護してくれるのはフィリピン人ヘルパー

コラム4 セレブ女性の間で流行るフィリピン人メイド

Chapter9 第9章
日本進出ラッシュの外資企業・妻たちの社交界

Chapter10 第10章
こちら市役所の外国人相談課・日系人たちの“トラブル”の日々

Chapter11 第11章
“移民”から搾取を続ける日本

Afterthoughtsあとがき


*作成:橋口昌治
UP:20071217
外国人労働者/移民 ◇
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