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『人間改造論――生命操作は幸福をもたらすのか?』

町田 宗鳳・島薗 進 編 20070920 新曜社,205p.


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■町田 宗鳳・島薗 進 編 20070920 『人間改造論――生命操作は幸福をもたらすのか?』,新曜社,205p.,ISBN-10: 4788510685 ISBN-13: 978-4788510685 1890 [amazon][kinokuniya] c19. en.

■出版社/著者からの内容紹介

◆「人間改造」のどこが問題か?◆
クローン羊、人工授精、臓器移植、ヒトゲノムの解読など、生命科学や医療技術の進展にはめざましいものがあります。このままいけば、遺伝子操作によって「永遠の生命」を手に入れるのも夢でないかもしれません。しかし、そこに落とし穴、危険性はないでしょうか。ヒト・クローンにおいてアイデンティティはどうなるのでしょうか。人間の生活・生命の根拠そのものが危機に瀕しては元も子もないはずですが。著者たちは、「人間改造」や「生命操作」やエンハンスメント(増進的介入)はどこまで許容できるのか。許容できないとすればどこに問題があるのか、歯止めをかける根拠は? など、これらの問題の現状を丹念に調査したうえで問題点を拾い上げ、ひろく議論を提供しようとします。執筆者は鎌田東二、上田紀行、粟屋剛、加藤眞三、八木久美子ら諸氏。
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1068-5.htm

■目次

はじめに 島薗進
生命倫理の文明論的展望 町田宗鳳
クローンと不老不死 鎌田東二
エンハンスメントに関する小論――能力不平等はテクノ・エンハンスメントの正当化根拠になるか 粟屋剛
心のエンハンスメント 上田紀行
肥満社会とエンハンスメント願望のもたらす悲劇 加藤眞三
人工生殖は神の業への介入か?――イスラムの視点から 八木久美子
先端科学技術による人間の手段化をとどめられるか?――ヒト胚利用の是非をめぐる生命倫理と宗教文化 島薗進
あとがき
索引

■書評・言及

◆立岩 真也 2013 『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版


UP:20071114 REV:20081102, 20130217
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