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『格差社会にいどむユニオン――21世紀労働運動 原論』

木下 武男 20070920 花伝社,359p.


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■木下 武男 20070920 『格差社会にいどむユニオン――21世紀労働運動原論』,花伝社, 359p. ISBN-10: 4763405012 ISBN-13: 978-4763405012  [amazon]

■内容(「MARC」データベースより)
働く者たちが規制なき野蛮な労働市場に投げ込まれていく。格差社会は深まり、ワーキングプアは激増し、富める者はますます富んでいく…。人間の「使い捨 て」に憤り、突如台頭した若者労働運動に、ユニオニズムの可能性を探る。
その問いが私たちを戦後動乱期・戦後復興期の一〇年間へと誘っている。

この格差社会をぶち壊せるのは、法律でもなければ行政でもない。
それは、働く者たちの連帯を社会的な力に変えるユニオニズム以外にない。
戦後における日本型労働運動=企業別労働組合衰退の根本原因を見すえ、労働運動新生の基本方向を大胆に提示。

■著者紹介

木下武男[キノシタタケオ]
1944年、福岡県生まれ。昭和女子大学大学院生活機構学科教授。東京理科大学工学部・法政大学社会学部を卒業し、1975年、法政大学大学院社会学専攻 修士課程修了。法政大学などで非常勤講師をつとめ、1999年、鹿児島経済大学(現、鹿児島国際大学)教授。2003年から昭和女子大学福祉社会学部教授 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はじめに
第1部 労働社会の大転換を見すえる
 第1章 グローバリゼーションの衝撃
 第2章 企業中心社会のもとでの日本の格差社会
 第3章 格差社会から階層社会への転成
第2部 労働運動のルネッサンス
 第4章 労働組合の機能と組織性格
 第5章 企業別労働組合体制を脱却する方途を探る
 第6章 新ユニオン運動の提唱
 第7章 福祉国家戦略と「労働政治」の展開
第3部 戦後労働運動史の断面―企業別労働組合の形成
 第8章 戦後の高揚と企業別労働組合への水路(一九四五〜六〇年)
 第9章 企業主義的統合と労働運動の跛行的展開(一九六〇〜七五年)
 第10章 労働運動の後退と労働社会の構造転換(一九七五年〜)
 第11章 企業別労働組合をめぐる論争をふりかえる

 参考文献
 資料
 あとがき


UP:20071112
日本の労働(組合)運動 ◇「若年者雇用問題」文献表 ◇
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