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『私たちの終わり方――延命治療と尊厳死のはざまで』

真部 昌子 20070711 学習研究社,学研新書12,226p.


Last Update:20100819
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■真部 昌子 20070711 『私たちの終わり方――延命治療と尊厳死のはざまで』,学習研究社,学研新書12,226p. ISBN-10: 4054034756 ISBN-13: 978-4054034754 756 [amazon][kinokuniya] ※ d01 et


■真部昌子[マナベマサコ]
新潟県出身。看護師・保健師。明治大学法学部卒業。東洋英和女学院大学人間科学研究科修士課程修了。日本医科大学看護専門学校専任講師、川崎市立看護短期大学教授を経て、共立女子短期大学教授。著書に貴山じゅんのペンネームで『ベジタブル』『ストマックチューブ』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■現代医療が転換期を迎えている。
つい最近まで主体だった延命治療が、現実はいつ死なせるかが問われる時代に突入した。
尊厳ある死とは、安楽死の是非、ホスピスの課題など最新医療現場の問題に迫る。

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
現代医療が転換期を迎えている。つい最近まで主体だった延命治療が、現実はいつ死なせるかが問われる時代に突入した。尊厳ある死とは、安楽死の是非、ホスピスの課題など最新医療現場の問題に迫る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
真部 昌子
新潟県出身。看護師・保健師。明治大学法学部卒業。東洋英和女学院大学人間科学研究科修士課程修了。日本医科大学看護専門学校専任講師、川崎市立看護短期大学教授を経て、共立女子短期大学教授。著書に貴山じゅんのペンネームで『ベジタブル』『ストマックチューブ』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はじめに

第1章 現代医療の転換期を迎えて
 「いつ死なせるか」の時代へ
 病院死から在宅死へのシフト
 思い通りにいかない死に逝くプロセス
 リハビリテーション打ち切りの理由
 終末期医療とお金

第2章 尊厳死と尊厳ある死
 生命を終わらせる医療とは
 植物状態の患者に尊厳はあるのか
 尊厳死と死ぬ権利
  カレン・アン・クインランの例
  アメリカ合衆国の場合
  日本の尊厳死
  厚生省の定義
 日本にもある「尊厳死の宣言書」
 高齢化社会が暗示する将来の尊厳死
 延命治療の中止は認められたのか

第3章 自分の死に方を決められるのか
 死に方は自分で決められるのか
 インフォームド・コンセントとその現状
 積極的に行動する患者のモデル
 セカンドオピニオンの必要性
 インフォームド・コンセントの落とし穴
 あなたが、がん告知を受けた時
 最後の時をどこで、どう迎えるのか
  病院
  施設
  自宅
  ホスピス、緩和ケア病棟
  DNR
 終末期に、どこで、何をどこまで求めるのか

第4章 日本における安楽死の実態
 安楽死と尊厳死は違う
 センセーショナルに扱われる日本での安楽死
 日本で百年以上も前に提起された安楽死法
 4つに分類される安楽死の定義
 東海大学付属病院安楽死事件の背後にあるもの
 生命は誰のものなのか
 否応なしの自己決定の時代へ

第5章 「尊厳死・安楽死」と医療の南北問題
 恵まれた国と死ぬ権利
 安楽死先進国オランダ
  埋葬法の改定とポストマ事件
  安楽死に関する実態調査
  医師たちへのホットライン
  美しいままで
 オーストラリア北准州の決断
 日本でもいつか…

第6章 脳死と移植医療の問題
 臓器移植問題の根源にあるもの
 臓器売買と南北問題
 突出して多い日本の生体移植
 移植患者に必要な術後の自律
 移植医療の黎明期
 移植医療こそ必要なインフォームド・コンセント
 脳死と臓器移植の関係性
 子どもの脳死と臓器移植に横たわる問題

第7章 植物状態患者と家族の関係
 植物状態の患者からみたメッセージ
 脳血管疾患とリハビリテーション
 植物状態にある患者の意識はどこにあるのか
 植物状態と脳死状態は違う
 植物状態患者と終末期患者の違い
 植物状態患者の家族の想い

おわりに

■引用


第4章 日本における安楽死の実態
 安楽死と尊厳死は違う
 センセーショナルに扱われる日本での安楽死

 センセーショナルに扱われる日本での安楽死 120-124
 「日本では、厚生省が一九九三年に全国の成人男女三〇〇〇人に対し「末期医療に対するアンケート調査」を行っています。その結果は、単に延命を図る治療は希望しない者が多く、また、「積極的安楽死」を希望する者は少ない、というとこでした。
 時代と共に医学・医療の発展や進歩だけでなく、医療全体を取り巻く環境が大きく変化していることから、国民の医療に対する意識が変化していくであろうことが考えられます。
 末期医療に関しては、幾度か同様の調査が行われました。しかし、結果は九三年のものと大きくは変わらず、日本においては「積極的安楽死」はなじまない状況が確認されてい<123<ます。」(真部[2007:123-124])

■書評・紹介

■言及

◆立岩 真也 2008 『…』,筑摩書房 文献表


*更新:樋口 也寸志
UP:20080328 REV:20100819
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