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『お片づけセラピー――ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法』


桜井 公子・袋居 司 20070604 宝島社,192p.


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■桜井 公子・袋居 司 20070604 『お片づけセラピー――ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法』,宝島社,192p. ISBN-10: 4796658297 ISBN-13: 978-4796658294 \1260 [amazon][kinokuniya] ※ adhd, a07

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内容紹介

「部屋の中と頭の中のグチャグチャが、これでスッキリ片づけられる!」1,000人以上のADHD/ADD患者を診てきた日本一有名なADHD専門医・桜井公子(新宿成人ADDセンター・さくらいクリニック院長)と、自身がADHDである小説家・袋居司による、ADHDのためのサバイバルブック。「物には決まった置き場所を決めて、床やソファの上などに置かない」「捨てていい物・ダメな物のリストを作る」「目的地までの所要時間をギリギリで計算しない」など、専門医ならではの具体的な50の生活改善術をわかりやすく楽しいマンガともに提案。いままでのグチャグチャ生活がみるみるハッピーになっていく、ADHDに向けた応援ブックです。「もしして私も?」という人は、巻頭の「ADHDセルフチェック」で傾向診断してみましょう。

内容(「BOOK」データベースより)

1000人以上のADHDを診てきた専門医が書いた、自分の“脳のクセ”と上手につき合うための本。「部屋が片づかない」「遅刻しやすい」「忘れ物・失くし物が多い」「何事もギリギリまで手がつかない」「感情や好不調に波がある」「効率を考えるのが苦手」「納得のいかないことはできない」…この本は、そんなADHDタイプの人が『ハッピーな暮らし』をするための応援ブックです。

■著者紹介
桜井 公子(さくらい・きみこ)
精神科医。臨床心理士。東京女子医科大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学第三分院精神神経科助手(森田療法室)、財団法人復光会総武病院、斎藤学診療所(家族機能研究所)に勤務。森田療法による神経症の認知行動療法的治療や研究の傍ら、SPECTを用い、脳機能異常の症例報告なども行なう。精神分析療法、集団精神療法、トラウマ治療の体験的トレーニングを受け、現場の臨床に従事。その後、「成人ADHDの受け皿がない、医師に相手にされない」という当事者たちの嘆きを聞き、『新宿成人ADDセンター・さくらいクリニック』を開設。脳機能・認知・発達・薬物・精神療法など包括的な視点からADHDにアプローチし、ADHDに悩む多くの人々の診療にあたっている

袋居 司(ふくろい・つかさ)
小説家。鹿児島県鹿児島市生まれの鹿児島市育ち、生粋の薩摩おごじょ。鹿児島大学時代は法文学部人文学科に在籍。心理学を専攻するものの、落研の活動やアルバイトを中心に多忙な日々を送る。一方で、ラジオのアシスタントDJ、ビールのキャンペーンスタッフやテレビCF出演などの社会経験を積む。卒業後は、正社員・派遣社員・アルバイト等さまざまな勤務形態で数十社での仕事を経験。その関係で、宅地建物取引主任者、社会保険労務士、行政書士、不動産鑑定士など複数の国家資格を取得。現在は、執筆業・不動産鑑定業・古物商…などを営む株式会社を設立
■目次 ■引用

大人のADHD・・・診てもらいたいけど、診てくれるところがない

桜井公子(以下・桜井)
袋居さんがADHDについて知ったのは、いつ頃?
袋居司(以下・袋居)
20年ぐらい前だと思います。確か、外国の雑誌の日本語訳版で子供のADHDについての記事でした。内容は、使用される薬のことが中心だったのですが、ADHDの子供の様子が僕の小さい頃にそっくりで、それで記憶に残ったんだと思います。
桜井
ああ、その頃、ADHDのことを知っている人は、たいてい外国の雑誌か本、またはその翻訳からですね。日本で有名になったのは、『片付けられない女たち』が出てからでしょう。
袋居
大ブレイクしましたから、あれで「大人のADHD」もかなり話題になりましたよね。
桜井
あれから、日本でもADHDについての本が出されるようになりました。
袋居
先生も『どうして私、片付けられないの?』を書かれてますよね。私も読みました。それでADHDの診断を受けてみようと思った時、一番最初に先生のホームページを検索しましたが、その時は、初診が10年待ちになっていて、ガーンとなりました。
桜井
すみません……。今は、少しずつ初診も再開しているんですが、なかなかみなさんに。すぐに受診していただくとはいかない状況なんです。
袋居
大人のADHDを診てくださるところって少ないですからね。私もネットで検索して、愕然としました。「診てもらいたいけど、診てくれるところがない」とか、「精神科を受診したら、『それは子供の病気です』と言われてしまった」とか。困っている人が多いみたいです。
桜井
大人のADHDについても、以前よりは理解が深まってはきているのですが、アメリカなどに比べると、まだまだという状況ですね。残念ながら。
(pp. 172-3)
■言及

◆立岩 真也 2008- 「身体の現代」,『みすず』2008-7(562)より連載 資料

◆立岩 真也 20140825 『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+ [amazon][kinokuniya] ※


作成:三野 宏治
UP: 20090509 REV: 20100225, 20140825
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