『登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか』
小泉 武栄 20070608 中央公論新社 224p
last update: 20120111
■小泉 武栄 20070608 『登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか』, 中央公論新社, 224p. ISBN-10:4121015924 ISBN-13:978-4121015921 \777 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
古来ヨーロッパにおいて山は悪魔の棲家として忌み嫌われていた。一方、日本人にとっては聖地であり、信仰にもとづく登山は古くから行われていた。だが近代的登山が発祥したのは二百年ほど前のヨーロッパで、楽しみとしての登山が日本で普及するのはそれから百年後の明治末期になってからである。この差はなぜ生まれたのか。日欧を比較しながら山と人の関わりの変遷をたどり、人々を惹きつけてやまぬ山の魅力の源泉に迫る。
■目次
第1章 好奇心は山へいざなう(アルプスは悪魔の棲家?
薬草採りか鉱山か ほか)
第2章 アルプスへの憧れ(アルプスの発見
アルプスの美をうたった人々 ほか)
第3章 山と日本人(縄文人は山に登ったか
稲作の開始と自然崇拝 ほか)
第4章 日本近代登山の発展(日本山岳会の発足
登山思想の伝道者たち ほか)
終章 現代の登山を考える(登山大国日本
ブームの変遷 ほか)
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:中田 喜一