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『福祉国家システム』

加藤 榮一 20070620 ミネルヴァ書房,424p.

last update:20111128

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■加藤 榮一 20070620 『福祉国家システム』,ミネルヴァ書房,424p. ISBN-10:4623047687 ISBN-13:978-4623047680 \6825 [amazon][kinokuniya] ※ wp ss u01 i03j i04j w01 r08 l03 g03

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、故加藤榮一論文集全2巻のうちの第2巻であり、加藤福祉国家論のいわば実証分析編にあたる。アメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデン、日本の福祉国家財政の比較研究、公企業の民営化を中心としたプライヴァタイゼーション、ドイツを中心とした各国年金制度の改革についての実証的研究を通じて、いま福祉国家システムが経済のグローバル化の圧力によって再編・解体を遂げつつあることを明らかにするとともに、資本主義がいま再び「大転換」の最中にあることを実証的に提示する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加藤 榮一
1932年9月東京に生まれる。1957年3月東京大学経済学部卒業。1962年3月東京大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手、東北大学教養部講師、同助教授、東京大学社会科学研究所助教授を経て、1978年4月東京大学社会科学研究所教授。1993年3月東京大学停年退官・東京大学名誉教授。信州大学経済学部教授、帝京大学経済学部教授、法政大学現代福祉学部教授を歴任、2003年3月法政大学定年退職。2005年1月7日歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

第I部 形成から再編へ
 第一章 福祉国家財政の国際比較
  一 課題の限定
  二 福祉国家財政の形成
   1 転移効果仮説
   2 ヨーロッパ参戦国における福祉国家の成立
  三 福祉国家財政の展開
   1 福祉国家財政の収斂と分散
   2 社会保障費の国際比較
   3 福祉国家の所得再分配機能――イギリスと西ドイツの場合
  むすびに代えて
 第二章 西ドイツ福祉国家のアポリア――社会給付の「効率化」と年金改革論
  一 課題と関心
  二 「社会予算」の分析
   1 「社会予算」の範囲と意義
   2 「社会予算」の変化と原因
  三 社会給付の効率化
   1 失業保険と社会扶助
   2 児童負担調整制度の見直し
   3 財産形成政策の軌道修正
  四 公的年金保険の現状と行方
   1 弥縫策とその結果
   2 年金改革論
 第三章 福祉国家システムの再編――プライヴァタイゼーションの歴史的意味
  はしがき
  一 産業構造の転換
  二 構造調整と労使関係
   1 労働者組織の弱体化
   2 構造調整の国際比較
   3 単位当たり労働コストの変動
   4 連帯主義的コーポラティズムと利益カルテル的コーポラティズム
  三 公共部門の肥大化と財政再建
   1 構造的財政赤字
   2 財政再建
  四 プライヴァタイゼーションの登場
   1 公企業のプライヴァタイゼーション
   2 社会保障・社会サービスのプライヴァタイゼーション
   3 プライヴァタイゼーションと労使関係
  五 資本主義の福祉国家化と社会主義
   1 労働者の同権化と資本主義
   2 社会主義の三要素
  むすび
 補論一 公企業の「民営化」
  一 はじめに
  二 公企業と財政
  三 公企業「民営化」の二つの波と日本の公企業
  四 公企業「民営化」の論理と「新々自由主義」
 補論二 ドイツにおける公企業の民営化――日独比較の視点から
  はじめに
  一 一九八〇年代民営化以前の西ドイツの公企業
  二 一九八〇年代における西ドイツ連邦政府の公企業民営化政策
  三 旧東ドイツの国有企業の民営化
  四 連邦郵便事業と連邦鉄道の民営化
   1 郵便・電話事業の株式会社化
   2 ドイツ連邦鉄道(DB)とドイツ帝国鉄道(DR)の民営化
  五 西ドイツ諸州の公企業民営化の動向
   1 バーデン・ヴェルテンベルク州
   2 ニーダーザクセン州
  六 地方自治体における民営化
  おわりに

第U部 再編から解体へ
 第四章 ドイツ社会保険福祉国家の動揺
  はじめに
  一 社会保険福祉国家ドイツ――英独福祉国家の類型的比較
  二 社会保険福祉国家存立の基盤喪失
   1 一九九二年年金改革とその限界
   2 保険外要素の増大と制度内平等の破綻
   3 年金受給者比率の上昇と世代間連帯の動揺
  三 社会保険福祉国家再編の動向
   1 一九九九年年金改革法
   2 ドイツ経済研究所(DIW)の批判
  おわりに
 第五章 ドイツの財政システム――統一の負担とグローバル化の圧力
  一 統一のコストと財政再建
   1 統一以後の財政を規定した要因
   2 統一のコスト
   3 財政再建と景気政策のトレード・オフ
  二 グローバリゼーションと税制改革
   1 税制改革の経緯
   2 グローバリゼーションと企業課税改革
   3 環境税の導入
  三 国家の役割と政府間財政関係
   1 政府の機能と役割分担
   2 税源配分と政府間財源移転
   3 州間財政調整の再編
  おわりに
 第六章 ドイツ二〇〇一年年金改革の歴史的意味
  はじめに
  一 ドイツ動態年金の基本構造
  二 公的年金の役割
  三 年金改革の契機と経緯
  四 二〇〇一年年金改革の概要
   1 政府原案の骨子
   2 政府原案批判
   3 新年金制度の概要
  むすび
 第七章 年金改革の潮流とグローバリゼーション
  一 はじめに
  二 社会保障改革と資本主義の精神
   1 ウェルフェアからワークフェアへ
   2 公的年金民営化の先駆
  三 社会民主主義の年金改革
   1 スウェーデンの年金改革
   2 ドイツの年金改革
  四 むすびに代えて――OECD九ヵ国調査報告の意味すること

編者あとがき
索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111128 REV:
福祉多元主義(welfare pluralism) ◇社会保障研究所 ◇失業/フリーター/NEET ◇生活保護 ◇年金 ◇労働 ◇財源・財政 ◇自由・自由主義 リベラリズム ◇グローバリゼーション  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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