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『ためされた地方自治――原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠州市の13年』

山秋 真 20070530 桂書房,271p.


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■山秋 真 20070530 『ためされた地方自治――原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠州市の13年』,出版元,ページ数. ISBN-10:4903351300 ISBN-13:9784903351308 \1800 [amazon][kinokuniya] ※ 

■内容
買収、外人攻撃、人質有権者・・・国策や電力会社の攻勢、地方政治の泥仕合に衝撃をうけた都会の若い女性が、事件の生き証人となりながら自分の生き方をゆさぶられた記録。いつのまにか巨悪に加担させられているわたしたちの魂も、ゆさぶらずにいない。

■目次
序章 同時進行したふたつの事件

第1章 「玄関」から「最果て」へ
  1.珠洲との出会い
  2.国策と過疎と原発と
      珠洲の原発計画

第2章 個人の自立が痴呆の自律をうむんや
  1.産声をあげた珠洲原発反対ネットワーク
  2.国論をせおう決戦
      物理学者が課した宿題
      ふたたび珠洲へ
      生きている宗教者たち
      はじめてのウグイス嬢
      不安の前夜
  3.わきあがる疑惑の声
      予期せぬ開票結果
      開票場の異変
      破られた封印

第3章 秘密裏の用地工作
  1.原発がらみの脱税事件
  2.「買主側」のダミー登場
      取引相手は「転売人」
      スキーム考案は「買主側」
      土地は誰の手に?
  3.用地取得の隠ぺい工作
      地主のポーズ
      ハーブ園共同事業
      身分偽り

第4章 オレの青春をかえせ 〜1996年・2000年市長選
  1.勝ちとった再選挙
      やりなおし市長選の珠洲へ
      裁判に勝てても選挙に勝てない
  2.勝ちにいった市長選
      情熱は眠っていた
  3.みずから治める道への曲折 〜外人・人質・選挙
      しかけられた「外人」攻撃
      原発問題に「外人」なし
      洗脳の呪縛
      「外人」排除と劣等感
      人質有権者
      もの言えぬ選挙
      代表制を絶対視しない共存共栄へ

第5章 大会社の惑わしと周到なだまくらかし
  1.変幻自在の影武者
      売買がくしの二重契約
      国土法を避けろ
      抵当権のためのハーブ園
      隠れ蓑は何社でも
      土地は黒幕の手中
      一心同体のダミーと影武者
      うそですり寄る原発
      背後に隠される黒幕
  2.糸をひくのは誰か 〜担当査察官の証言
      双方の都合?
  3.事実の切れ端からつむぐ
      例外づくしの最初の取引
      不可解な交代
      異例の登場
第6章 まやかしを生きる病
  1.大ムジナは野放し
      なにが罪とされたのか?
      同じ穴のムジナ
      去りゆく黒幕
  2.原発の代理戦争
      凍結から三年
      つくられた「加害者」
      原発の代理戦争がのこしたもの

終章 変化の兆しという希望

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:本岡 大和 
UP:20090422 REV:20100922
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