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『こんなとき私はどうしてきたか』 中井 久夫 20070525 医学書院,240p. ■中井 久夫 20070525 『こんなとき私はどうしてきたか』,医学書院,240p. ISBN-10: 4260004573 ISBN-13: 978-4260004572 2100 [amazon]/[boople] ※ b m 書 名:こんなとき私はどうしてきたか 著 者:中井久夫(精神科医、神戸大学名誉教授) 仕 様:A5版、縦組、240ページ 定 価:2100円(本体2000円+税) 発行日:2007年5月25日 ISBN978-4-260-00457-2 *白石正明さんより 本書は、ある病院の研修会で中井久夫氏が話した内容をまとめたものです。 中井氏は現代ギリシャ詩やヴァレリーの名翻訳家、あるいはルネッサンス型博識を織り込んだ香気あふれる文章家として知られていますが、一方で、きわめて実務的な「現場の人」であり、「身体の人」でもあります。 本書でも、暴力をふるう患者さんを抑える方法、誰からも文句の出ない病棟編成の仕方、「患者に初めて出会ったときの第一声はどうするか」「隔離室から出るときにはなんと言うか」等々、さまざまなアドバイスが、これまでの中井氏のイメージを覆すようなエピソードとともに語られます。 “きれいごと”でないアドバイスは美しい。そして、真に臨床的な人だけが持つ「希望を失わない力」を感じていただければ幸いです。 ●お時間がなければ、巻末の索引から気になるセリフを見つけてそこからどうぞ。まった ◆カバーの折り返し [本文より]............ 驚くべき病的体験、たとえば世界が粒々に分解するというような、まだ誰も報告していない現象を話してくれる患者がいたとします。 その彼が友達と映画を観に行ったり、ベースボールをしたり、喫茶店に行ったりしたことを、私は驚くべき病的体験の話よりも膝を乗り出して興味をもって聴けるか。 ----じつはそれは、医学部に入ってから何十年経った人間、医者の世界で生きてきた人間にはとってもむずかしいことです。 この点は、ナースの世界はそれほどではないかもしれない。あるいは、たいていの患者はナースが健康な面に光を当てているからこそ治るのかもしれません。 く文学的でない「いろは歌留多」もお薦めです。 ◆目次 1 こんなとき私はどう言うか 1 患者さんと出会ったとき 2 幻聴を四期に分けて考える 3 幻聴や妄想を実りあるものにするために 4 「匙を投げない」ことをどう伝えるか 2 治療的「暴力」抑制論 1 患者さんを安全に抑える方法 2 ”手負い”にしてはならない 3 患者さんにはどう見え、どう聞こえているか 4 ふっと力が抜けるとき 3 病棟運営についていくつかのヒント 1 どんな環境が人を苛立たせるのか 2 人的環境としての「部屋割り」 3 病棟スタッフの和をどう支えるか 4 改革時の病棟マネジメント----私の経験から 4 「病気の山」から下山する 1 保護室の内と外 2 山を下りるということ 3 回復初期はからだに注目 4 下山のエネルギーを補給する 5 回復とは、治療とは...... 1 回復期は疲れる 2 疲れている患者さんに何を言うか 3 家族の方に知ってほしいこと 4 「依存」という切り口から 5 「回復に耐える」ということ 付録1 インタビュー●多少の補記を兼ねて 付録2 精神保健いろは歌留多 あとがきにかえて 索引 UP:20070526 REV:0602 ◇中井 久夫 ◇精神障害 ◇身体×世界:関連書籍 ◇BOOK |