『雇用融解――これが新しい「日本型雇用」なのか』
風間 直樹 200705 東洋経済新報社,304p.
■風間 直樹 200705 『雇用融解――これが新しい「日本型雇用」なのか』,東洋経済新報社,304p. ISBN-10: 4492260846 ISBN-13: 978-4492260845 \1680
[amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
「がんばる人も報われない」現代日本の雇用の実態を描いたルポルタージュ。名だたる大企業が「人」をどのように扱っているか、その一面を鋭くえぐる。低収入で不安定な立場の非正規社員。かたや過労死に至ってもおかしくない水準で働き続けても相応には報われない正社員。これが、過去10年あまりにわたる財界の雇用改革が生み出した日本人の姿だーー。
内容(「BOOK」データベースより)
改善なき低待遇が、のしかかる責任が、働く者の希望と未来を奪う。名だたる大企業の労働実態を明らかにする徹底ルポルタージュ。
■目次
序章 ニッポン製造業復活の象徴「亀山」の“逆説”
第I部 製造業復活の裏側で
第1章 異形の帝国「クリスタル」の“実像”
第2章 若き「請負」労働者たちの“喪失”
第3章 「外国人研修性」という名の“奴隷”
第II部 「働き方の多様化」という“欺瞞”
第4章 「フリーター」の描けない“未来予想図“
第5章 「パートタイマー」の“憂鬱“
第6章 「個人請負」の悲惨―労働法“番外地”の実態
第III部 雇用融解
第7章 「正社員」を襲う“ホワイトカラー・エグゼンプション”の衝撃
第8章 「医師・教師・介護師」を蝕む“聖職”意識の呪縛
終章 「雇用融解」がもたらすもの
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
風間直樹[カザマナオキ]
1977年長野県生まれ。都立小石川高校、早稲田大学政治経済学部卒業。2001年同大大学院法学研究科修了後、東洋経済新報社に入社。第一編集局記者として、電機、金融担当を経て、現在、雇用労働問題を中心に担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■紹介・言及
◇橋口 昌治 20090910 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也・村上 慎司・橋口 昌治 20090910 『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ t07.