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『差別原論――<わたし>のなかの権力とつき合う』

好井 裕明 20070410 平凡社新書367, 219p.

last update:20110614

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好井 裕明 20070410 『差別原論――<わたし>のなかの権力とつき合う』,平凡社新書367, 219p. ISBN-10:4582853676 ISBN-13:978-4582853674 \760 [amazon][kinokuniya] ※ d04 030629

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
「差別は自分と関係がない」、そう思う人が多いかもしれない。けれども、ひとをあるイメージで決めつけ、からかい、軽蔑する。そんなことはないだろうか。いってみれば、自分と世の中を繋ぐ一つの形が差別なのだ。さまざまな“構え”や“ぎこちなさ”を捨てれば、差別と“わたし”の生き生きとした出会いが生まれる。この問題と向き合うときの姿勢を語り、具体的に差別とつきあう方法を提案する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
好井 裕明
1956年大阪市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はじめに

第一章 "差別の日常"という主題
 差別を考える"しんどさ"とは
 "構え"と"ぎこちなさ"――あるカラオケの席で
 差別「問題」を研究するという"構え"
 私の唄に対するイエローカード
 わかりきったメッセージが"構え"をつくる
 世の中と「わたし」を繋ぐための基本としての差別
 差別は常に具体的な出来事である
 『チルソクの夏』『カーテンコール』の底に流れるもの
 "差別の日常"をどう向き合うか

第二章 差別とは何だろうか……
 問題の厳しさと奥深さ
 差別する側‐差別を受ける側、そして「普通の人」
 人権週間の自治体広報を考える
 差別は関係性のなかにある
 "痛み"への想像力
 もっと柔軟に「差別とは何か」を考える

第三章 差別した人と差別を受けた人の対話
 確認、糾弾という営み
 〈見抜く知〉と〈隠す知〉の"非対称性"
 「足を踏まれた痛みは、踏まれた人にしかわからない」
 私が差別する可能性
 くそ坊主とは、なにごとか!
 "確かめ、糾す"というコミュニケーションへ
 〈逃走しようとする力〉と〈引きとめようとする力〉
 確認会での問いかけの意味
 「出口なし」から「いま、ここ」という出口へ
 相手と向き合い、自分と向き合う

第四章 差別を学び、目を開く
 啓発という営み
 "まじめそうな"社会啓発講座の一例
 "まじめそうな姿勢"の問題点
 "対話型啓発"という試み
 講座空間の雰囲気が持つ意味
 自由に参加できる空間
 考えるのはあなた、語るのもあなた
 解釈を保留して、マイクを回す
 参加者の語りを裏返す
 "差別を語り合う"ことの意味

第五章 性的なからかいに対抗する
 性的なからかいを認める日常
 どうせオバハンのいうことやからな
 どこででも起きる言葉による嫌がらせ
 「失言」という都合のよい装置
 "オバハン"発言の権力性とは
 あんたかて、じゅうぶんオッサンやないですか
 差別を安住させる〈ウチ/ソト〉
 ある自助グループの寸劇から
 素人劇の夫婦の会話のリアリティ
 「あたりまえ」に埋め込まれた差別

第六章 "決めつけ""思い込み"を崩す
 「カテゴリー化」という問題
 母子家庭のイメージ――洗剤のコマーシャルの解読から
 何者かが瞬時に"わかる"ということ――警察官の認知マップから
 "決めつけ"に囚われない――「オカマ」のイメージから
 カテゴリーの"非対称性"に気づく――「障害者」という言葉から
 背後にあるものを想像する――乙武さんの電動車椅子から
 カテゴリーは歴史とともに変わる――水俣病患者のチッソとの交渉から
 変貌する障害者カテゴリー――脳性マヒ者の主張から
 報道の"歪み"と自分の"思い込み"に向き合う――"男性同性愛者狩り"事件から

第七章 「差別」を生きる手がかりにする
 私たちは差別をするはずがない?
 "普通"という"シェルター"
 「あたりまえ」を常に疑う
 過激な表現?
 私にとって"腑に落ちる"生き方とは
 男の"沽券"と"権威主義"
 "生きられた優生主義"と向き合おう
 生命が生まれるとき
 ジョークのセンスを磨こう
 "差別する(かもしれない)わたし"の姿を"生きる手がかり"として

文献案内
あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP: REV:20110614
差別 discrimination ◇差別法(欠格条項)から、差別禁止法へ身体×世界:関連書籍 2005-2009  ◇BOOK
 
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