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『アジア太平洋地域における平和構築――その歴史と現状分析』

杉田 米行 20070410 大学教育出版,263p.


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■杉田 米行 20070410 『アジア太平洋地域における平和構築――その歴史と現状分析』,大学教育出版,263p. ISBN-10: 4887307594 ISBN-13: 978-4887307599 \2800 [amazon][kinokuniya]

■内容
内容紹介
冷戦終結後,アジア太平洋地域は激動の時期を迎えている。本書では,多様なバックグラウンドを持つ執筆陣が「アジア太平洋地域の安全保障問題を新しい視点で分析する」という共通の問題意識の下で,刺激的な議論を提起している。

■目次
まえがき
はじめに パラサイト国家からの脱却へ‐日本のアイデンティティ‐
1.はじめに
2.アジア太平洋地域のアイデンティティ
3.日本のアイデンティティ
4.パラサイト国家日本
5.おわりに
第I部
 第1章 地政学と歴史から見た21世紀の日本の安全保障
  1.はじめに
  2.大陸系・海洋系地政学の歴史と理論
   (1)大陸系地政学の概要
   (2)総合地政学の誕生と発展
  3.大陸国家と海洋国家の比較
   (1)大陸国家と海洋国家との政治・経済・軍事体制の比較
   (2)大陸国家と海洋国家の盛衰の比較
  4.地政学と歴史から見た中国の特徴
   (1)中華海洋生存圏思想
   (2)領土への執着と戦争
  5.北東アジアの国際関係
   (1)地政学と歴史から見た日中関係
   (2)地政学と歴史から見たロシア(ソ連)
   (3)地政学と歴史から見た米国
   (4)地政学と歴史から見た朝鮮半島の国々と列強
  6.日本の安全保障体制‐地政学と歴史からの教訓
  7.おわりに‐21世紀の日本の選択
 第2章 「人間の安全保障」と東アジアの言語社会
  1.はじめに
  2.「人間の安全保障」と言語政策
  3.東アジアの言語社会をめぐる論点
   (1)「国語」政策
   (2)グローバリゼーションと「英語化」
   (3)外国人住民の言語
   (4)危機言語
  4.考察
 第3章 日米安全保障体制における「極東条項」と「同盟のディレンマ」‐現代日本の安全保障政策における「空間概念」の変容‐
  1.問題の所在
  2.日米安全保障体制における「同盟のディレンマ」の原点‐極東条項の成立
   (1)旧安保条約における極東条項の挿入
   (2)新安保条約をめぐる「同盟のディレンマ」
  3.冷戦終結後の日米安全保障体制における新たな空間概念
   (1)新ガイドラインにおける「アジア太平洋地域」と「周辺事態」
   (2)周辺事態をめぐる「同盟のディレンマ」
  4.9.11テロ後の日本の安全保障政策における「同盟のディレンマ」
   (1)米軍再編と極東条項
   (2)米軍再編と「同盟のディレンマ」
   (3)基盤的防衛力構想と日米安全保障協議委員会
  5.結論
 第4章 米中接近と国際的孤立の中の台湾‐国連脱退をめぐる政治過程
  1.はじめに
  2.中国代表権問題と台湾
   (1)中国代表権問題の経緯
   (2)「中華民国」の危機感
  3.戦術転換をめぐる日米対
   (1)1970年国連総会
   (2)重要事項指定方式からの戦術転換
  4.米中接近に揺れる日台
   (1)米中接近と二大代表制案
   (2)最後の外交工作
   (3)第26回国連総会
  5.国際的孤立への対応
   (1)対外政策の調整
   (2)ニクソン訪中と台湾の動揺
   (3)蒋経国への権力継承と政治改革
  6.おわりに
 第5章 北朝鮮の核危機に対する集団責任と平和的解決
  1.はじめに
  2.今日の諸問題の歴史的文脈
  3.冷戦政治‐地理的分断と心理的分断
  4.「北朝鮮問題」への対応
  5.結論
第II部
 第6章 核危機の15年、1992‐2006‐国際政治理論による米長官の対外政策の分析‐
  1.はじめに
  2.理論と歴史のはざまで
  3.なぜ北朝鮮は核兵器を開発しようとした(する)のか?
   (1)仮説1‐北朝鮮の防衛
   (2)仮説2‐友好国に対する信頼の揺らぎ
   (3)仮説3‐取引カードとしての「核攻撃へのエスカレーション」
   (4)仮説4‐取り引き材料としての核開発
   (5)仮説5‐南北朝鮮の武力統一のための最終兵器
   (6)仮説6‐国家的威信の確保
   (7)仮説7‐商品としての核兵器
   (8)仮説8‐通常兵器レベルでの軍備縮小のための核兵器保有
  4.米朝間に核抑止は機能するのだろうか?
   (1)分析1‐戦略的核抑止が機能する前提の吟味
   (2)分析2‐MADは機能するか?
   (3)分析3‐非対称的な被害による恐怖の均衡
   (4)分析4‐北朝鮮が抑止効果を高めるために取り得る戦略
   (5)分析5‐核危機管理のために何ができるか?
   (6)分析6‐先制攻撃の抑止と現代の情報戦争のもたらすリスク
  5.北朝鮮はなぜ約束を守らないのだろうか?
  6.おわりに
 第7章 NPTの限界露呈と国防態勢
 第8章 冷戦期の米比同盟と日本要因‐マルコス政権期のベトナム戦争協力問題を中心に‐
  1.はじめに
  2.米比同盟の形成と日本要因
   (1)1947年米比軍事基地協定の成立と沖縄の存在
   (2)対日講和問題と米比相互防衛条約の成立
   (3)「政治的考慮」の産物としての米比同盟
  3.ベトナム戦争と米比同盟
   (1)ベトナム戦争と在比米軍基地の戦略的価値
   (2)フィリピン政府の対米軍事協力
   (3)アメリカの対フィリピン〈見返り〉援助と譲歩
  4.日比両国の対米姿勢の比較
   (1)日本のベトナム戦争協力姿勢
   (2)日比両国の対比
  5.サイミントン小委員会と在比基地の価値の再検討
  6.むすびに代えて‐冷戦期の米比同盟とベトナム戦争、日本要因‐
 第9章 安全保障とアイデンティティ‐ASEAN地域フォーラム(ARF)における予防外交の展開とアジア地域主義‐
  1.はじめに
  2.地域主義という境界線の政治学
  3.ARFの安全保障言説
  4.地域安全保障における地域主義
  5.アジア地域安全保障の可能性と限界
  6.結び
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翻訳者紹介

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志 
UP:20090625 REV:
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