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『メディア論――現代ドイツにおける知のパラダイム・シフ ト』

寄川 条路編 20070310 お茶の水書房, ISBN-10: 4275005112
http://www.ochanomizushobo.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-275-00511-3


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■寄川 条路編 20070310 『メディア論――現代ドイツにおける知のパラダイム・シフト』,お茶の水書房,ISBN-10: 4275005112

■内容
世界をグローバル化するメディア。
キットラー、シュナイダー、スローターダイク、シュトラウス―現代ドイツのメディア論者が、フランクフルト学派の批判理論を撃ち、コミュニケーションの公 共圏を突破する。
知の最前線に立つメディア論を興味深く紹介しながら、現代のアクチュアルな諸領域に踏み込む。
メディア論にかんする国内外の代表的な文献を収め、コンパクトな入門書としても最良。

■著者紹介
寄川条路[ヨリカワジョウジ]
1961年、福岡県生まれ。ドイツ・ボーフム大学大学院修了、文学博士。現在、愛知大学教員。おもな作品にHegels Weg zum System, Frankfurt:Lang(1996.(和辻賞))など

大塚直[オオツカスナオ]
1971年、広島県生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、ドイツ・コンスタンツ大学に留学。現在は学習院大学等非常勤講師。専門はドイツ文学・演劇学。論文 に、「若きボートー・シュトラウスと来たるべき演劇のプログラム」(2002年、ドイツ語学文学振興会奨励賞)など

川島建太郎[カワシマケンタロウ]
1972年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、ドイツ・ボーフム大学に留学。現在は慶應義塾大学等非常勤講師。専門はドイツ文学・メディア論

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年、広島県生まれ。東京大学大学院修了、博士(学術)。現在は金沢大学教授。専門は社会思想史・社会哲学

縄田雄二[ナワタユウジ]
1964年、東京都生まれ。東京大学大学院修了、博士(文学)。現在は中央大学助教授。専門はドイツ文学・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当 時に掲載されていたものです)

■目次
序章 メディア論――現代ドイツにおける知のパラダイム・シフト 寄川条路
はじめに
第一節 言語からメディアへ
第二節 メッセージからマネージメントへ
第三節 ヒューマニズムからポスト・モダニズムへ
第四節 批判理論からメディア論へ
おわりに

第一章 言語論的転回からメディア論的転回へ 縄田雄二
第一節 ア・プリオリとしての言語、ア・プリオリとしてのメディア
第二節 歴史的ア・プリオリとしてのメディア
第三節 結び

第二章 パウロからパンクまで――マンフレート・シュナイダーのメディア理論とディスクール理論
第一節 メディアはマネージメントである
第二節 メディア論的読解
第三節 自然法のディスクール
第四節 言説のリサイクリングと凌駕のメディア史

第三章 「スローターダイク論争」とドイツのポスト・モダン 仲正昌樹
第一節 スローターダイクという存在
第二節 『「人間圏」の規則』とは?
第三節 スローターダイクと「人間の終焉」
第四節 「人間圏」とクローン技術
第五節 「球体」の思想

第四章 批判理論とメディア理論のはざまで 大塚直
第一節 一九六八年と「ベルリン・シャウビューネ」
第二節 一九七七年と<故郷>の探求 第三節 一九八九年と『高まりゆく山羊の歌』
第四節 二〇〇一年とテロ社会を迎えて

終章 メディア理論家の略歴と読書案内 大塚直
第一節 メディア理論家の略歴と主要邦訳書
第二節 メディア論に関する読書案内

あとがき 寄川条路


■引用
 批判理論からの離脱は、ポスト・モダンの先駆的な受容である。図式的に示せば、否定弁証法からディスクール分析へということになる。一九九〇年代に、批 判理論からメディア論への転換が登場し、現代メディア論が注目されるようになった。(p.21)

UP:20071216 REV:
*作成 篠木涼 ◇BOOK
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