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『理想の在宅死と現実の在宅死』

赤座 良香 20070215 文芸社,149p.


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■赤座 良香 20070215 『理想の在宅死と現実の在宅死』,文芸社,149p.,ISBN-10: 4286024407 ISBN-13: 978-4286024400 1155 [amazon][kinokuniya] ※ d01.

■著者からのコメント
病院勤務時代に、殺風景な一室で患者を看取りを経験する中で、「病院で死ぬことは不自然なもの」と考えていました。訪問看護師として在宅の看取りを経験することができ、自分の望み描いていた「自然な死」の現実を目の当たりにしたことを一冊の本として書き記しています。全てが与えられる便利な時代といえ、生き物の死は世の常であり、避けては通れないものだと思います。バーチャル化した現代の人たちに、もう一度「生」と「死」というものを考えていただくきっかけになれば良いと思っています。

カバーの折り返し
病院で過ごしている方が、自宅ではどのように過ごしているのか、自宅ではどのような看取りをするのか、在宅療養はもっと自然な看護ができるのではないか、などと胸を膨らませ、訪問看護の道を選びました。しかし、訪問看護という世界に飛び込んだ事で、自分の考えがあまりにも狭く理想論であると思い知らされたのです。

■目次

はじめに
一人で迎えた死
最期の一服
大好きな妻とともに
悔しさを隠せなかった死
家族に見守られながら
夫の死を恐怖とする妻
最期を看取った妻

■引用

 「私は、何人においても在宅で死を迎えることは、ごく自然なことであり、病院で死ぬということは不自然と考えていました。[…]<0146<
 大きな抱負を持って訪問看護師となったわけですが、実際、在宅に介入して感じたことは、全てが全て「在宅じ死ぬ、在宅で看取る」ということが良いわけではないということです。」([146-147])


UP:20080406
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