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『新しい安全保障論の視座 増補改訂版』

赤根谷 達雄・落合 浩太郎 編 20070220 亜紀書房,334p.

last update:20110515

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■赤根谷 達雄・落合 浩太郎 編 20070220 『新しい安全保障論の視座 増補改訂版』,亜紀書房,334p. ISBN-10:4750507016 ISBN-13:9784750507019 \2400 [amazon][kinokuniya] l03 s03 0007th g03 ee e05 0805hn

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
安全保障とは、主に国家間の軍事的脅威に対処することを意味した。しかしここ10数年、脅威の対象を拡げ、国家破綻やサイバー・テロ、さらには環境破壊や過度の輸出攻勢までも安全保障の対象に取り込む動きが台頭してきた。これに加え、9.11以降は国際テロリズムと大量破壊兵器の拡散問題が注目を集めている。安全保障概念の歴史を辿り、各課題を俎上に載せ、新たに第7章「現代テロリズムと大量破壊兵器」を加え、新思潮の是非を検証。全面改訂で「いちばん新しい安全保障論」を提示した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
赤根谷 達雄
筑波大学人文社会科学研究科教授。研究テーマは、核兵器不拡散体制、対人地雷禁止レジーム、化学兵器禁止条約などの比較研究

落合 浩太郎
東京工科大学コンピュータサイエンス学部助教授。研究テーマは、インテリジェンス(謀報)、経済制裁

中西 寛
京都大学公共政策大学院教授。研究テーマは、国際政治思想、日本の安全保障政策

栗栖 薫子
大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授。研究テーマは、国際制度論、人間の安全保障

中沢 力
東海大学教養学部国際学科非常勤講師、放送大学教養学部非常勤講師。研究テーマは、国際政治経済学、グローバリゼーション論、情報通信技術(IT)革命下の国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次


増補改訂版の刊行に際して
序論 「新しい安全保障」論の台頭

第1章 安全保障概念の歴史的再検討
 はじめに
 1 安全保障概念の原型
 2 近代社会における安全保障概念
  (1)近代個人主義と「安全」の概念
  (2)現実主義――近代国家の位置づけ
  (3)自由主義――理性による安全保障
  (4)安全保障のアイロニー
 3 第一次世界大戦後の安全保障論
  (1)連盟規約
  (2)戦間期ヨーロッパにおける安全保障体制の探求
  (3)「集団安全保障」の研究――1930年代中期
 4 アメリカにおける国家安全保障の登場――第二次世界大戦前後
 5 国際政治学と戦略研究の隆盛――冷戦安定期
 6 安全保障論議の多様化‐冷戦終焉期
 結び

第2章 「新しい安全保障」の総体的分析
 1 「新しい安全保障の課題」をめぐる論争
 2 英語と日本語のセキュリティー概念の相違
  (1)英語の"security"と日本語の「安全保障」
  (2)"security"と"safety"
  (3)類似概念と相互の関係
 3 相対的な安全の価値
  (1)国家の軍事安全保障とその他の安全
  (2)先進国および途上国の安全(safety)と安心(security)
 4 安全概念の見直しと軍事安全保障
 5 「新しい安全の課題」の特徴
 6 安全保障問題への均等のとれた対応
  (1)多重防御
  (2)安全とコスト
  (3)安全・安定と進歩・発展
  (4)重要なバランス感覚
 結び

第3章 人間の安全保障――主権国家システムの変容とガバナンス
 はじめに
 1 「人間の安全保障」の多様性
  (1)さまざまな立場
  (2)「人間の安全保障」とは何か――共通項
  (3)「安全学」と「人間の安全保障」
 2 「人間の安全」が脅かされる状況
  (1)国家間の戦争や武力紛争
  (2)国家の崩壊と国内紛争
  (3)国家による人種蹂躙
  (4)グローバリゼーションと国境を超えた問題
 3 主権国家システムの変容と「人間の安全保障」
  (1)内的安全と外的安全
  (2)「3つの圏域」における安全
 4 複合的ガバナンス
 5 日本政府の国際政策としての「人間の安全保障」
 結び

第4章 環境安全保障―拡散する概念
 1 一九八〇年代以降の環境安全保障ブーム
 2 環境安全保障とは
  (1)多様な内容
  (2)四つの分類
  (3)伝統的安全保障との差異
 3 日本の環境安全保障の検証
 4 環境安全保障の問題点
  (1)概念的問題点
  (2)政策的問題点
 5 レトリックとしての環境安全保障
 結び

第5章 経済安全保障――ゼロサム・ゲーム思考の限界と弊害
 1 資源の安全供給をめざした経済安全保障
 2 「攻撃的経済安全保障」へ――経済安全保障の復活と変容‐
 3 根拠なき「競争力」論
 4 技術の対外依存とテクノ・ナショナリズム
 5 ミクロ経済諜報の是非
 6 経済安全保障の変容と退潮
 7 「攻撃的安全保障」の問題点
 8 二十一世紀の経済安全保障
 結び

第6章 情報安全保障――IT革命と脅威の政治学
 はじめに
 1 IT革命の進展
 2 軍事における革命(RMA)
  (1)ネットワーク中心の戦い
  (2)サイバースペースの戦い
 3 情報インフラストラクチャの防衛
  (1)アメリカの取り組み
  (2)日本の取り組み
 4 サイバー犯罪への対応と市民社会の情報安全保障
  (1)サイバー犯罪への取り組み
  (2)個人情報の保護
 結び――「驚異の政治学」構築に向けて

第7章 現代テロリズムと大量破壊兵器
 はじめに
 1 現代テロリズムと大量破壊兵器の統合という悪夢
 2 イスラム・テロリズムの背景となっている中東
 3 テロリズム対策
  (1)テロリズムの温床対策
  (2)テロ攻撃の防止策
  (3)テロ発生事態への備え
 4 日本の対応
 結び

参考文献
あとがき
編著者・執筆者紹介

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20090706 REV:20110515
自由・自由主義 リベラリズム  ◇国家/国境  ◇『グローバル/ジェンダー・ポリティクス――国際関係論とフェミニズム』  ◇グローバリゼーション  ◇環境/環境倫理学 Environmental Ethics/環境思想  ◇経済(学)  ◇『ココム・WMD(大量破壊兵器)・そして中国――アメリカ輸出規制戦略とその現実』  ◇身体×世界:関連書籍 2005-2009  ◇BOOK
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