『大学を解体せよ――人間の未来を奪われないために』
中野 憲志 20070131 現代書館,286p.
last update:20110527
■中野 憲志 20070131 『大学を解体せよ――人間の未来を奪われないために』,現代書館,286p. ISBN-10:4768434630 ISBN-13:978-4768434635 \2520 [amazon]/[kinokuniya] ※ e20 g03
■内容
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野 憲志
専攻:大学解体論、先住民族・第四世界研究、「たたかうNGO」論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はじめに――大学のない社会を構想する力
子どもを自立させない社会、社会を自立させない国家
浄化と隔離、セーフティネットの教育学
子どもも社会も自立させない知識偏重教育
T 知識社会と大学
第一章 知識社会の教育社会学
大学の不経済学
知識社会のサバイバル
大学教育の過剰投資
社会的コスト回避の思想
第二章 大学革命?
It's a revolution, baby!
大学のサービス産業化
国家戦略を担う大学
第三章 先端産業技術と大学
小泉改革と大学革命
文部科学省って何?
総合科学技術会議って何?
総合科学技術会議の政治学
U グローバリゼーションと大学
第四章 大学の国際戦略
進出、それとも侵略?
海外拠点・留学生・eラーニング――戦略的頭脳流入のためのグローバル戦略
大学植民地主義
第五章 世界貿易機関(WTO)と大学自由化
国境を越える大学――トランスバーシティ(transversity)の時代
IMF-WTO体制――GATSと教育自由化交渉
第六章 大学資本論
帝国主義としての大学
『科学革命と大学』
大学の魂と資本の魂
V 大学を社会に解体する
第七章 大学解体要綱
大学解体のシナリオ
一、バベルの塔を象牙の塔に
二、研究と教育の分離、そして教育の社会化
三、カリキュラムとシラバスのオープンソース化
四、大学教育と教授の質とは何か
五、大学知を社会に還す
エピローグ――ヒューマノイドは着歌の「君が代」を斉唱するか
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志