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『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン―― ネオ・リベラリズムの構想とその時代』

森 元孝 20061125 新評論,255p.


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■森 元孝 20061125 『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン――ネオ・リベラリズムの構想とその時代』,新評論,255p. ISBN-10: 4794807171 ISBN-13: 978-4794807175 2940  [amazon]

■内容紹介

20世紀激動の100年、「ノーベル経済学賞」「アメリカ大統領自由勲章」など数多くの栄誉に輝き、顕彰される自由主義経済学の旗手ハイエク。
今、流行りの「ネオ・リベラリズム」、それはハイエクに由来するのか?巨人の膨大な仕事を読み直し、イデオロギーを超えた新たなハイエク像を再構成する。
問題 ハイエク対ハイエク

ネオ・リベラルの元祖ともされる巨人の膨大な仕事を新たな視角から読み直し、思想・理論を探究する。いわば、「ハイエク 対 ハイエク」という関心で、未 公刊資料も渉猟して、ハイエクを読み返そうというものである。

湾岸戦争「勝利」の熱気がまだ冷めやらぬ一九九一年一一月二五日、アメリカ大統領ジョージ・ブッシュ(父)は、ウィーン生まれの経済学者で一九七四年の ノーベル経済学賞受賞者フリードリヒ・フォン・ハイエクに大統領自由勲章を授けた。アメリカ大統領が文民に与える最高の栄誉とされるこの勲章、当時ドイツ にいた一八九九年生まれのハイエクは病気と高齢を理由にワシントンでの授賞式には出席しなかったが、「私はいつもアメリカ合衆国の賛美者でした。永年にわ たって、世界が貴国から学ぶことができると考えられることを、残りの世界に吹き込んできました」という答辞が伝えられている。亡くなる半年前のことであ る。
ハイエクは「マルクス主義を殺した哲人」、「サッチャー、レーガン革命を導いた〈繁栄〉のバイブル」の著者として紹介もされ、競争万能主義社会を主唱する ネオ・リベラルの元祖とも見られる。とくに「主著」とされる『隷従への道』は、よく知られた書であるが、果たしてこの本が、ハイエクその人を最もよく表現 しているのか。
本当はもっと違っていたのではないのか。彼の頑な批判主義はよく知られるところであるが、もっと違った理論的な貢献を、膨大な仕事の中に見出すことはでき ないのか。レーガン、ブッシュ政権を支えてきたマネタリストとは異なり、貨幣発行自由化論という奇想天外な提案により、自由主義実践の本質論も掲げてい る。
本書は、そんな動機から、いわば「ハイエク 対 ハイエク」という関心で、未公刊資料も渉猟して、ハイエクを読み返そうというものである。(もり・もとた か)

■著者紹介

森元孝[モリモトタカ]
1955年大阪市生まれ。1979年早稲田大学教育学部社会科学専修卒業。1985年早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程修了。博士(文学)。 早稲田大学文学学術院・文化構想学部教授(社会学・社会理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

凡例

問題 ハイエク 対 ハイエク

第1章 鎖につながれた鷲
第2章 正統か異端か
第3章 反合理主義の道
第4章 秩序の自生
第5章 進化する自由主義
第6章 望郷と憂鬱
第7章 貨幣発行自由主義の論法
終章 自由主義対自由主義

あとがき
文献
人名索引
事項索引
固有名索引


 作成:橋口 昌治
UP:20071228
ネオリベラリズム ◇
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