『ハンセン病と戦後民主主義――なぜ隔離は強化されたのか』
藤野 豊 20061017 岩波書店,217p.
last update:20101228
■藤野 豊 20061017 『ハンセン病と戦後民主主義――なぜ隔離は強化されたのか』,岩波書店,217p. ISBN-10:4000244353 ISBN-13: 978-4000244350 \2940 [amazon]/[kinokuniya] ※ lep
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
戦時ファシズム体制の下で確立した日本のハンセン病患者絶対隔離政策。なぜ、特効薬が普及し、新憲法において基本的人権がうたわれた戦後においても、絶対隔離下の断種や堕胎の強制が継続したのか。一九五三年の「らい予防法」成立過程に焦点をあわせながら、「戦後民主主義」の論理そのもののなかに差別の契機が含まれていたことを明らかにする。
内容(「MARC」データベースより)
なぜ、戦後においても、ハンセン病患者絶対隔離政策は継続したのか。1953年の「らい予防法」成立過程に焦点をあわせながら、「戦後民主主義」の論理そのもののなかに差別の契機が含まれていたことを明らかにする。
■目次
序章 ハンセン病絶対隔離政策史への視点
第一章 絶対隔離と強制断種・再考――「特殊部落調附癩村調」の意味するもの
第二章 継続する隔離――戦前・戦後をつなぐ思想
第三章 民主主義下の隔離政策の完成――「らい予防法」の成立
第四章 アメリカ統治下の沖縄・奄美のハンセン病政策
終章 差別の連鎖を断ち切るために
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:永橋 徳馬