『日本の貧困研究』
橘木 俊詔・浦川 邦夫 20060913 東京大学出版会,358p.
■橘木 俊詔・浦川 邦夫 20060913 『日本の貧困研究』,東京大学出版会,358p. ISBN-10: 4130402277 ISBN-13: 978-4130402279 ¥3360 [amazon]/[kinokuniya] e03 p06
■内容(「BOOK」データベースより)
いま日本社会には、過去の時代のように餓死する人々が多数存在するわけではない。しかし、高齢化、雇用の不安定化、低経済成長、社会保障の弱体化などを背景に生活困窮者が増え、現代の「貧困」は深刻化している。この国の未来を憂い、貧困撲滅を訴える著者による、貧困問題の経済分析・政策提言の決定版。
内容(「MARC」データベースより)
高齢化、雇用の不安定化、低経済成長、社会保障の弱体化などを背景に生活困窮者が増えている。貧困の歴史、概念、現状、原因、国際比較、政策など幅広い分野を包括的に分析し、深刻化する現代の貧困問題を考察する。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橘木 俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。小樽商科大学卒、大阪大学大学院、米ジョンズ・ホプキンス大学大学院修了(Ph.D.)。京都大学大学院経済学研究科教授
浦川 邦夫[ウラカワクニオ]
1977年生まれ。慶応義塾大学商学部卒、京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科博士課程3年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
第1章 日本の貧困の歴史
第2章 先進国の貧困
第3章 日本の貧困―1990年代以降の変化
第4章 生活保護制度の貧困削減効果―公的年金制度との比較
第5章 “貧困との戦い”における最低賃金の役割
第6章 人々は貧困をどのように捉えているのか―所得分配の価値判断に関する実証分析
第7章 所得格差の拡大と貧困
第8章 社会的排除とベーシック・インカム構想
第9章 生活の質と貧困―相対的剥奪が生活満足度に与える影響の実証分析
第10章 岐路に立つ日本社会―変容の中で貧困問題にどう取り組むか
■引用
■書評・紹介
◆早瀬晋三(大阪市大教授)による書評
http://booklog.kinokuniya.co.jp/hayase/archives/2007/04/post_75.html
*作成:橋口 昌治