『日本の着床前診断――その問題点の整理と医学哲学的所見』
児玉 正幸 20060921 永井書店,172p.
■児玉 正幸 20060921 『日本の着床前診断――その問題点の整理と医学哲学的所見』,永井書店,172p. ISBN-10: 4815917639 ISBN-13: 978-4815917630 1800+ [amazon]/[kinokuniya] ※ p01.
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内容(「BOOK」データベースより)
本書は、日本の着床前診断による受精卵の選別の試みに関する問題点を、医学哲学的視座(倫理学的・法学的・医学的・社会的4つの総合的視点)から整理するとともに、その臨床適応の是非について考察する。
内容(「MARC」データベースより)
日本の着床前診断による受精卵の選別の試みに関する問題点を、医学哲学的視座(倫理学的・法学的・医学的・社会的4つの総合的視点)から整理するとともに、その臨床適応の是非について考察する。
■目次
はじめに―わが国のPGD(着床前診断)の歩み
第1部 受精卵の選別とヒトの尊厳―鹿児島大学医学部の試み
患者の権利―臨床医療現場の患者と医療者のために
高度先端医療とヒトの尊厳―医学哲学の視点
ほか
第2部 PGDの臨床適応―大谷産婦人科の試み
PGDは「障害者への差別を助長する」のか―PGDと優生思想
「医学的理由」に基づいた大谷医師のPGD―問題点の整理と医学哲学的所見
第3部 わが国のPGD所見―問題点の整理と医学哲学的所見
前胚(preembryo)と胚(embryo)
「ヒトの生命の始まり」とPGDの法的倫理的妥当性
ほか
第4部 まとめと展望
まとめ―日産婦の最新動向
展望―海外のPGDの現状
臨床適応症例、有用性、問題点
■書評・紹介・言及
◆立岩 真也 2013 『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版