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『労働経済白書』

厚生労働省  20060815 323p.


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厚生労働省  20060815 『労働経済白書』323p ISBN-10:4175430016 ISBN-13: 9784175430015 \2500 [amazon][kinokuniya] ※w0114

■内容(「MARC」データベースより)
各人の働き方に違いが生まれてくる中で、いかにして勤労者生活を充実させていくかという今日的な課題について検討する。労働経済の推移と特徴、就業形態の多様化とその背景、勤労者生活の課題の3章及び統計資料等から構成。

■目次
第1章 労働経済の推移と特徴
第2章 就業形態の多様化とその背景
第3章 勤労者生活の課題
まとめ


■引用
◇非正規雇用の増加に牽引された近年の雇用動向
 1990年から1995年は、正規・非正規ともに増加した結果、雇用者数が増加しているが、1995年から2000年、2000年から2005年は、正規が減少しているものの非正規が増加し、その結果雇用の増加が維持されている(p85)

◇産業構造の「高度化」と雇用
 グローバル化の進展や長引く景気の低迷の中で、企業のコスト意識は高まっており、雇用の柔軟化を進めている。近年の非正規雇用の高まりは、マクロ的な産業構造の変化に加え、企業が非正規雇用を活用することを通じて雇用を柔軟に調整できるように対応してきたと考えられる。
 また、このような正規雇用の高度化や雇用の柔軟化に向けた企業の行動は、若年層の入職行動や従業員の配置転換に伴いながら、緩やかな形で漸進的に進んできたものと考えられる。特に製造業に目を転じてみると、厳しい雇用環境の中での企業の努力の結果として、生産性の向上や国際競争力の高まりがみられる。こうした中で、企業は外部人材の積極的な活用を進めており、その結果が製造業の非正規雇用の高まりやサービス業における生産工程・労務作業者の増加という形で、マクロデータの中にも現れ始めている。
 このように、近年の非正規雇用の増加は、産業構造の変化やグローバル化に対応し、企業が合理的に行動してきた結果であるといえるが、一方で、労働者側に目を向けると、若年者を中心とした失業率の高まりやフリーター数の高まりなど、その「ひずみ」もみられるようになってきている。人口減少社会においては、高度化が進む産業構造の中で、労働者一人ひとりの生産性を高め、また、産業構造を支えられるような人材の基盤を維持していくことがますます重要となってくる。そのためには、現在回復局面にある景気の持続性を確かなものとしていくとともに、それに支えられる形での質の高い雇用機会と労働者の職業能力開発機会の確保を図れるよう、企業と労働者、行政機関等が努めていくことが求められる。(p99-100)

■書評・紹介

■言及



*作成:角崎 洋平 
UP:20090206
非正規雇用  ◇身体×世界:関連書籍 2005-  ◇BOOK
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