HOME > BOOK >

『自閉症――これまでの見解に異議あり!』

村瀬 学 20060710 筑摩書房(ちくま書房) 233p.

last update: 20110404

このHP経由で購入すると寄付されます

村瀬 学 20060710 『自閉症――これまでの見解に異議あり!』,筑摩書房(ちくま新書),233p. ISBN-10:4480063072 ISBN-13:978-4480063076 \756 [amazon][kinokuniya] ※

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
自閉症児の特徴は、「変化への抵抗」「同一性の保持」という点にみられる。数、暦、地図の発見は人類が作り出した三大叡智であるが、「順序」や「配列」が損なわれるとき、人は誰でもある程度のパニック状態になる。自閉症児の「おそれ」の根には、こうしたメカニズムが働いていることがみて取れる。彼らとわれわれは決して断絶しているのではなく、むしろ同じ地平に立っている。これまでの自閉症=特殊論に異議を唱え、この生のあり方が誰にも共感でき、理解できるものであることを主張する。

内容(「MARC」データベースより)
自閉症児とわれわれは決して断絶しているのではなく、むしろ同じ地平に立っている。これまでの自閉症=特殊論に異議を唱え、この生のあり方が誰にも共感でき、理解できるものであることを主張する。

いつもと違う順序や配列を強要される時、人は誰でも少しパニックになる。自閉症にも、このメカニズムが働いている。彼らと我々は同じ地平にいることを解説する。

■目次

第1章 自閉症のはじまり
第2章 自閉症以前の問題
第3章 これまでの「自閉症論」批判
第4章 「放浪」とは何か
第5章 自閉症裁判
終章 「おくれ」とは何か

■著者紹介

村瀬学[ムラセマナブ] 1949年京都生まれ。同志社大学文学部卒業。心身障害児の施設職員を経て、同志社女子大学生活科学部教授。一貫して心の問題を探究し、最近は青少年の社会的な立場についての発言を積極的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■書評・紹介

■言及されている文献

◆小澤 勲 19841100 『自閉症とは何か』,悠久書房,584p. 4800→20070720 洋泉社,577p. ISBN-10:4862481833 ISBN-13:978-4862481832 5670  [amazon] ※ a07.

■言及

◆立岩 真也 20140825 『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+ [amazon][kinokuniya] ※

天田 城介 20060718 [ml-prosemip 2357] 病や障害をめぐる言説を追うこと・1(天田)
 http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2006-1.htm#048


*更新:山口 真紀
UP: 20080831 REV: 20110404, 20140824
自閉症 autism   ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)