『死と自由――フーコー、ドゥルーズ、そしてバロウズ』
沢野 雅樹 20060623 青土社,257p.
last update:20120403
■沢野 雅樹 20060623 『死と自由――フーコー、ドゥルーズ、そしてバロウズ』,青土社,257p. ISBN-10:4791758188 ISBN-13:978-4791758180 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ l03 d01 fm05
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
人間の地層を離れ、猛獣の死を迎える。現代を代表する哲学者フーコーとドゥルーズの、死にまでいたる足跡をたどり、その思考と営為を“死と自由”の哲学へと凝縮。この哲学をそのままに生き、死んだのが、ビートの怪老人バロウズだった、と喝破しつつ紡ぎだす、目も彩な思想=芸術の織物。
内容(「MARC」データベースより)
現代を代表する哲学者フーコーとドゥルーズの死にまでいたる足跡をたどり、その思考と営為を「死と自由」の哲学へと凝縮。この哲学をそのままに生き、死んだのが、ビートの怪老人バロウズであったことを喝破する。
■目次
T 自由と死――ウィリアム・バロウズによる
紳士海賊の共和制――バロウズと自由主義
新たな自由のコロニー
ノア・ブレークの奸計
自由意志のコントロール
なぜ海賊の共和制なのか?
第二の自由の次元
屍体ごっこ――自然主義による死の文化の顛倒
死すべき者の死
二つの死
死の自然化
冥府の心理学
死と手を切る死
U フーコーとドゥルーズの生と死
言葉という反‐宇宙が生誕するのと同時に――フーコー’67年の発言から
構造主義
考古学とフィクション
あるものはない
語るがままにさせること
狂気
光の下に差し出された生――二つの死と最後のフーコー
落差
空間の皮膚
情動=触発
真理/闘う力
物質の眼差し、世界の欠伸――ドゥルーズ「シネマ」を読む
砂漠
宙に浮く眺望
純粋なヴィジョン
置き去りにされる男
世界の欠伸
最後のレッスン――ドゥルーズにおける野性の死
自殺は簡単
フーコーと「小さな死」
落下する猛獣
特別な技法
滑らかな曲線
V 最後のバロウズ
「死/の写真を撮ってこと」――バロウズとウィルス史観
注
あとがき
初出一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志