『「自由な時代」の「不安な自分」――消費社会の
脱神話化』
三浦 展 20060615 晶文社,317p.
■三浦 展 20060615 『「自由な時代」の「不安な自分」――消費社会の脱神話化』,晶文社,317p. ISBN-10:
4794966989 ISBN-13: 978-4794966988 1890 [amazon]
■内容紹介
1920年代アメリカから始まった大量生産・大量消費は、人々の欲望を喚起した。
だがやがてその欲望は我々の生活を隅々まで支配し、統御困難な状況に陥れた。
その行き着いた果てが「自己の分裂」ではないだろうか?戦後日本消費社会のモデルとなった50年代アメリカ、高度消費社会の到来といわれた80年代日本、
現代的な現象としてのケータイ、90年代末に台頭するガングロギャルまで…流行や価値観の変化から、それを規定する社会構造や政治体制までを考察する。
内容(「BOOK」データベースより)
1920年代アメリカから始まった大量生産・大量消費は、人々の欲望を喚起した。だがやがてその欲望は我々の生活を隅々まで支配し、統御困難な状況に陥れ
た。その行き着いた果てが「自己の分裂」ではないだろうか?戦後日本消費社会のモデルとなった50年代アメリカ、高度消費社会の到来といわれた80年代日
本、現代的な現象としてのケータイ、90年代末に台頭するガングロギャルまで…流行や価値観の変化から、それを規定する社会構造や政治体制までを考察す
る。
内容(「MARC」データベースより)
1920年代アメリカから始まった大量生産・大量消費社会の行き着いた果ては「自己分裂」なのか。流行や価値観の変化を追いながら、それを規定する社会構
造や政治体制を考察し、消費社会が人間に及ぼす影響を読み解く。
■著者紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。一橋大学卒業後、(株)パルコ入社。マーケティング情報誌「アクロス」編集長を務める。90年三菱総合研究所入社。99年シンク
タンク「カルチャースタディーズ研究所」を設立。消費社会研究家、マーケティング・アナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ
れていたものです)
■目次
はじめに 本書の構成と読み方
1 消費とアイデンティティ―さまよう「自分らしさ」
2 ケータイとコミュニケーション―階層化と世界の縮小
3 消費と都市空間―八〇年代渋谷論への疑問
4 消費社会の音楽―ユーミンとアメリカ
5 政治と消費―ニューヨーク万博のイデオロギー
6 冷戦と博覧会―イームズがデザインしたアメリカ
〔特別付録〕 天皇制の心理的地盤
初出
*作成:橋口昌治