『“フェミニン”の哲学』
後藤 浩子 20060420 青土社,310p.
last update:20100705
■後藤 浩子 20060420 『“フェミニン”の哲学』,青土社,310p. ISBN-10:4791762606 ISBN-13:978-4791762606 \2520 [amazon]/[kinokuniya] ※ f03
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
グローバリゼーションや生殖技術の発展から大きな挑戦を受けるフェミニズムに、新生の道はあるのか。バタイユ、ラカン、コーネル、スピヴァクらの議論をふまえて現代思想の最先端理論を批判的に検証。イリガライのメタファー“フェミニン”を、ドゥルーズの言う「コンセプト」へと鍛え上げ、新しい実践のための新しい哲学を創設する。
内容(「MARC」データベースより)
グローバリゼーションや生殖技術の発展から大きな挑戦を受けるフェミニズム。バタイユ、コーネル、スピヴァクらの議論をふまえて現代思想の最先端理論を批判的に検証し、新しい実践のための新しい哲学を創設する。
■目次
はじめに
“サバルタン”と“フェミニン”
1 「帝国主義」を感知する
2 フェミニスト達の倫理的視線―権利を超えるための権利闘争
「労働」と「家族」の向こう側
3 闇への跳躍――プライベートなものの生成について
4 家族――分業と蕩尽
アンティゴネからマゾヒストへ
5 アンティゴネにおける転位とミメーシス
6 サディストとマゾヒスト―“フェミニン”の転位の二形態
「生殖」の向こう側
7 「開発」の中のリプロダクティヴ・ライツ―性の自己決定権の裏側
8 リセットの軽さと重さ―脱分化と発生について
9 共棲――宿主としての身体
10 マイナー哲学としての”フェミニン”の哲学
注
あとがき
*作成:櫻井 浩子