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『ドキュメント 精神鑑定』

林 幸司 20060320 新書y,285p.

last update:20111026

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■林 幸司 20060320 『ドキュメント 精神鑑定』,新書y,285p. ISBN-10:486248008X ISBN-13:978-4862480088 \882 [amazon][kinokuniya] ※ c01 c0106 m

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
「精神鑑定は科学じゃない」「精神科医に詐病は見抜けない」「何でもかんでも心神喪失で無罪にしたがる」「結論は鑑定人次第」…精神鑑定に対する不信があちこちで言われるいま、その何であるかを私たちはどこまで知っているのだろうか。どんな手続きで精神鑑定が始まり、何が、どう、「鑑定」されるのか。裁判ではどんなやり取りがなされるのか。鑑定と法廷証言の実際を、医療刑務所勤務十六年の経歴をもち、地道な鑑定をつづけてきた著者がふんだんなケーススタディで描く、精神鑑定入門の決定版。

内容(「MARC」データベースより)
どんな手続きで精神鑑定が始まり、どう「鑑定」されるのか。裁判ではどんなやり取りがなされるのか。医療刑務所勤務16年の精神科医が豊富なケーススタディで描く「精神鑑定入門」の決定版。

著者について
 林幸司(はやしこうじ) 精神科医
 1957年鹿児島市出身,1982年九州大学医学部卒。精神科医として20余年のキャリアのうち13年余りを城野医療刑務所に勤務し,精神障害受刑者の診療に携わる傍ら精神鑑定を多数経験する。現在は民間の精神科病院勤務。
 医師としての著作に「精神鑑定実践マニュアル」金剛出版,「司法精神医学研究」新興医学出版社(編著),「新世紀の精神科治療5巻,現代医療文化のなかの人格障害」中山書店(共著)「刑法39条は削除せよ!是か非か」洋泉社(共著),「司法精神医学2巻,刑事事件と精神鑑定」中山書店(共著)
 他に精神鑑定を題材とした小説「因果鑑定」碧天舎,がある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
林 幸司
1957年鹿児島市生まれ。1982年九州大学医学部卒。精神科医として20余年のキャリアのうち13年余りを城野医療刑務所に勤務し、精神障害受刑者の診療に携わる傍ら精神鑑定を多数経験する。現在は民間の精神科病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

第一章 精神鑑定とは
 精神鑑定という法律用語はない
 精神科医療にも鑑定という言葉はない
 刑法の書き忘れが生んだ措置入院の問題
 旧来制度を補完する新法で定められた鑑定入院
 民事上の鑑定
 責任能力とは
 誰がどうやって判定するのか
 約束事のある世界
 責任能力のダブルスタンダード
 鑑定で何がわかるのか
 診断名の持つ意味と限界
 心の闇はどこまで行っても闇である
 正常と異常のもろい境界
 操作的診断基準――ほんとうに誰でも診断できるのか
 犯罪を全て無罪にしてしまう奇妙な論理
 精神科は悪の応援団か

第二章 メイキングオブ精神鑑定
 対象者
 鑑定人となるまで
 どこでどれぐらい行うか
 事前準備
 問診風景
 問診内容の記録と整理
 構成
 記述のポイント
 検査は何をすべきか
 鑑定書は論文ではない
 避けられない長大化
 習い性には要注意
 経験の浅い者が苦手な論理
 最大の関所、証人尋問

第三章 精神鑑定ケーススタディ
 1 通り魔のケースT――台風一過、エリートの転落
  解説 妄想か、対人恐怖か
     古典の教え
 2 通り魔のケースU――カルトに包まれたものが陽に晒されたとき
  解説 高潔なる無為
 3 躁状態での幼女わいせつ行為
  解説 躁状態の性欲亢進は減刑対象か
 4 謹厳実直なサラリーマンによる娘殺し
  解説 不思議な鑑定手法
     精神鑑定の落とし穴――診断は?
 5 てんかん発作と母親殺し
  解説 神話に挑むプロ集団の気迫
     柳の下の泥鰌――粘り強い反論
 6 住民追い出しのためのアパート放火
  解説 妄想の三段階
 7 迂遠と連合弛緩の奇妙な境界
  解説 崩れた会話を読みほどく作業
     元主治医のパフォーマンス
 8 女子中学生誘拐犯の奇妙な動機
  解説 肥大した自尊心と疑い深さ
 9 生活環境改善のための自宅放火
  解説 知的障害者の責任能力、放火との関連性
 10 熟睡中の夫への突然の刃
  解説 刑罰化カウンセリングかと問う前に

第四章 精神鑑定のたどる道
 措置入院の実態
 治療の主題となるべきもの
 医療刑務所での経験
 不処遇という選択肢はありうるのか
 タブー視されてきた暴力性の問題
 加害者もまた被害者か
 反社会性の問題
 あらためて求められる精神鑑定の重要性

あとがき
参考文献

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111026 REV:
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