『生命理論――第1部 生成する生命 第2部 私の意識とは何か』
郡司ペギオ 幸夫 20060310 哲学書房,537p.
last update:20110108
■郡司ペギオ 幸夫 20060310 『生命理論――第1部 生成する生命 第2部 私の意識とは何か』,哲学書房,537p. ISBN-10:4886790887 ISBN-13:9784886790880 \4600 [amazon]/[kinokuniya] be a06p ※
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
郡司理論の全貌ここに顕わに。
内容(「MARC」データベースより)
郡司理論の全貌がここに顕わに! 「脳を使用する脳」と「生命の根」を、科学と哲学と芸術の先端を結んで問う。2002年刊「生成する生命」と2003年刊「私の意識とは何か」を一冊にまとめたcomplete版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
郡司 ペギオ‐幸夫
1959年に生まれる。東北大学理学部を卒業して、同大学院理学研究科博士課程修了。87年神戸大学助手となる。助教授を経て99年神戸大学理学部地球惑星科学科および自然科学研究科情報メディア科学教授。専攻は理論生命科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
第1部 生成する生命
I 超越的全体に抗して
1 システム論的虚点
2 一義性・全体性
3 生成の三つの様相
4 個物としての他者・複数性としての他者
U 存在論=方法論へ向けての素描
1 哲学・科学・芸術という装置
2 媒介者・第三項
3 諸装置の接合面
4 記号論的三項関係
V 時間:現在・過去・未来
1 存在態としての反復へ
2 現在:第一の時間的総合再考
3 過去:第二の時間的総合再考
4 未来:第三の時間的総合再考
W 時間に定位した頑健性・創発性
1 「計算過程」における現在
2 「証明過程」としての過去
3 前提と帰結の共立が媒介する未来
第2部 私の意識とは何か
T 現象論的意識
1 意識に対する脳科学のジレンマ
2 クオリア
3 「みていない」という記憶
4 時間認知におけるタイプとトークン
5 現象論的意識から現象論敵計算へ
U 現象論的計算・原生計算
1 学習過程=現象論的計算過程
2 大域的意味論としての概念束
3 局所的意味論・赤ん坊の視点
4 現象論的計算の力
V 原生実験
1 実験=体験に向けて
2 左右反転視野下での記憶実験
3 トークン的記憶の出現と自閉症
4 探索目的の二重性
W 結論:潜在性と意識
「全体」に対する第三の態度
生成=<認識=行為>
現在と計算
未来と原生実験
原生理論:「生きている」生物型計算機
意識科学の必然性
意識とは何か
付録
1 束
2 (完全)概念束・不完全概念束
3 <外延、擬内包>対の計算
4 生きていることをどう理解するか
[dialogue]郡司ペギオ−幸夫+檜垣立哉
おわりに
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志