『「あたりまえ」を疑う社会学――質的調査のセンス』
好井 裕明 20060216 光文社,光文社新書,254p. ISBN: 4334033431 777
■好井 裕明 20060216 『「あたりまえ」を疑う社会学――質的調査のセンス』,光文社,光文社新書,254p. ISBN: 4334033431 777 [kinokuniya]/[amazon] ※,
■内容
◇出版社/著者からの内容紹介
数字データでは語れないさまざまな現実を、いかに取り出すか
本書は、社会学における社会調査、特に質的なフィールドワークをめぐるものである。ただ、社会調査論の教科書などに見られるような、技法や方法論、倫理などを一般的に説明するものではない。
これまでの私自身の質的なフィールドワークの経験や、多くの優れた調査結果を語る作品を読んだ印象や思いを中心に、「世の中を質的に調べる」うえで、基本であり大切だと考えるセンスについて、好きに語ったものである。(「はじめに」より)
◇「BOOK」データベースより
数字データでは語れないさまざまな現実を、いかに取り出すか。
■目次
第1章 数字でどこまで語れるか
第2章 はいりこむ
第3章 あるものになる
第4章 聞き取る
第5章 語りだす
第6章 「あたりまえ」を疑う
第7章 「普通であること」に居直らない
第5章 語りだす
ゲイスタディーズ――「語りだす」意義 164
法廷闘争 165 →府中青年の家事件
第6章 「あたりまえ」を疑う
「グラウンディッド・セオリーという方法的要請
[…]ただ、このアプローチを厳格に使用したと主張する論文を読むと、多くの場合、端的につまらないと感じてしまう。」(p.192)
第7章 「普通であること」に居直らない
「フォビアは感情に由来するものなのか」(p.224)
石井政之『肉体不平等』(p.230)