『社会と選抜の社会史』
天野 郁夫 200602 ちくま学芸文庫,329p.
■天野 郁夫 200602 『社会と選抜の社会史』,ちくま学芸文庫,329p. ISBN-10: 4480089667 ISBN-13: 978-4480089663 \1260 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
「学歴社会」として名高い日本の教育は、近代日本の産業化の過程でどのような政策のもとに築き上げられてきたのだろうか。新しい産業の担い手を創出するべく、階級制度を超えて発展を遂げた日本の学校教育は、教育費さえあれば誰にも門戸が開かれていた。しかし、それゆえに激しい競争と「学歴」にいたる学校格差を生み出したのである。ドーアの後発理論、コリンズの葛藤理論など社会学的分析概念を駆使し、日本の産業化と教育が産み出すダイナミズムを鮮やかに分析・検証。日本の教育が孕む問題点を明らかにする好著、待望の文庫化。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
天野 郁夫
1936年生まれ。一橋大学経済学部卒業、東京大学教育学部教育学科卒業後、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。教育学博士。名古屋大学教育学部助教授、東京大学教育学部教授を経て、国立大学財務・経営センター研究部長、東京大学名誉教授。1984年、『試験の社会史』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■紹介・言及
◇橋口 昌治 20090910 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也・村上 慎司・橋口 昌治 20090910 『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ t07.