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『認知症の薬物治療――アリセプトの使いこなしと介護を助ける処方』

河野 和彦 20060120 フジメディカル出版,113p.

last update:20111120

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■河野 和彦 20060120 『認知症の薬物治療――アリセプトの使いこなしと介護を助ける処方』,フジメディカル出版,113p. ISBN-10:4939048659 ISBN-13:978-4939048654 \2625 [amazon][kinokuniya] ※ b01 f02 a02 d05

■内容

内容紹介
●「アルツハイマー型認知症は、このように治療する!」。特効薬アリセプトのさじ加減と、患者の症状を鎮めて介護者負担を減らす絶妙の処方。
●1,700例を超える圧倒的な症例数をバイブルとした、プライマリケアのための認知症治療マニュアルの最新版。認知症ハンドブックシリーズの第2弾、治療編。
●患者と家族の求めに応えることのできる解決法がここにあります。認知症診療に関わるすべての医師・看護・介護スタッフに読んでいただきたい。

内容(「MARC」データベースより)
認知症の進行を遅らせる治療薬「アリセプト」が使用可能となり、介護保険制度がスタートしたことで、医師は認知症の早期発見をより迫られている。シリーズ第2巻は、認知症の各症状に対する薬物処方とその効果などを解説。

■目次

はじめに
シリーズの序――シリーズ2にあたって
本書で紹介する症例のプロフィール
本書で用いる主な略語

1 認知症を正しく治す
 1. プライマリケア医に要求される医療レベル
 2. 医療過誤を防ぐ知識
 3. 認知症症状を理解する

2 陽性症状を治す
 1. 精神症状を一般人にわかりやすく説明する方法
 2. 『興奮』の定義と薬
 3. 陽性症状に対する処方
 4. 抑制系の第一選択薬
 5. 抑制系の第二選択薬
 6. 妄想を減らす処方
 7. 不眠の治療
 8. BPSD ( behavioral and psychological symptoms of dementia, 認知症の行動および心理症状)
 9. 患者の不安材料を排除する
 10.介護負担軽減のための処方〜まとめ〜

3 陰性症状を治す
 1. 陰性症状に対する処方

4 中核症状を治す
 1. 中核症状に対する処方
 2. アリセプトの効果とはどのようなものか
 3. 前頭葉機能
 4. 側頭葉機能
 5. 周辺症状
 6. 運動機能
 7. 自覚症状
 8. アリセプトの前期興奮について
 9. アリセプトの後期興奮について
 10. アリセプト用量と患者の『バランス』
 11. アリセプト1.5mgで改善した症例
 12. アリセプトの静穏作用
 13. アリセプトを増量する必要がないケース
 14. 中核症状が悪化した時どうするか
 15. アリセプトのnon responderへの対応と中止時期
 16. てんかんの対応
 17. アリセプトの処方方針

5 認知症の細密な分析と処方
 1. 認知症の複合を診断する
 2. アルツハイマー型認知症(ATD)のバリエーション
 3. 認知症の複合を読んだ処方
 4. びまん性レビー小体病(DLBD)の対策
 5. パーキンソニズムの制御
 6. ペルマックスの興奮作用

6 ATD以外の認知症
 1. 特発性正常圧水頭症への内科医の関わり
 2. 前頭側頭型認知症治療の試み
 3. 脳血管性認知症(VaD)の治療
 4. 脳血管性うつ状態の治療
 5. 降圧薬の選択
 6. 脳梗塞予防薬

7 各論〜症例徹底研究〜
 1. アリセプトのresponderと軽症例に対する処方
 2. アリセプトの長期効果
 3. ATDの血管因子について
 4. アリセプトの効果と副次作用の交錯
 5. アリセプトによるパーキンソニズム
 6. アリセプト無効例の特徴と経過

おわりに
索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111121 REV:
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