『石油と戦争――エネルギー地政学から読む国際政治』
中堂 幸政 20060125 現代書館,213p.
last update:20110311
■中堂 幸政 20060125 『石油と戦争――エネルギー地政学から読む国際政治』,現代書館,213p. ISBN-10:4768468918 ISBN-13:978-4768468913 \2100 [amazon]/[kinokuniya] i/2-resources ※
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
世界の政治経済はエネルギーを中心に動く、唯エネルギー史観を、国際政治の分析と地政学で実証する。ピークオイル論が注目されるなか、石油争奪を目的とする第三次世界大戦は既に始まっている。本書ではこの戦いの行方をも探る。
内容(「MARC」データベースより)
ピークオイル論が注目されるなか、石油争奪を目的とする第三次世界大戦は既に始まっている…。世界の政治経済はエネルギーを中心に動く、唯エネルギー史観を、国際政治の分析と地政学で実証する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中堂 幸政
1950年、京都生まれ。大東文化大学国際関係学部教員。中東問題研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
第一章 世界を巻き込む石油争奪戦争
1 「第三次世界大戦が始まった」
2 地域紛争の石油
3 カスピ海原油を巡る争奪戦
4 「悪の枢軸」とイラク戦争
第二章 国際政治経済の十字路=中東
1 戦略性の高い地域
2 気候・風土・社会
3 交易の十字路
4 三大一宗教の中心
5 ユダヤ人とヨーロッパ・キリスト教世界
6 東方キリスト教世界
7 一四九二年
8 世界最大の石油埋蔵地帯
第三章 ピークオイル論と〈帝国〉の対外戦略
1 エネルギー浪費帝国=アメリカ
2 オイル・ビジネス
3 メジャー
4 枯渇する石油、ピークオイル論
5 中東石油資源の重要性
6 「チェイニィー委員会」報告とネオコンの世界戦略
第四章 唯エネルギー史観
1 マルクスとアインシュタイン
2 火を使うサル
3 エネルギー消費と環境破壊
4 戦略エネルギー・サイクル
5 石油の次の戦略エネルギー
第五章 石油の世紀としての二十世紀
1 石油の世紀の幕開け
2 第一次世界大戦と石油
3 パックス・ルッソ・アメリカーナ
4 「血と油とマネー」のメリーゴーランド
第六章 エネルギーと戦争
1 頻発する対立
2 ピークオイル論時代の世界大戦
3 イスラム原理主義と石油
4 高原状態続く石油価格
5 軍事化する石油エネルギー問題
6 世界エネルギー争奪戦争
第七章 第三次世界大戦の行方
1 ユーラシア全域に広がる戦線と東アジア
2 中国のエネルギー攻勢
3 経済競争から政治・軍事対立へ
4 対中政策を転換するアメリカ
5 アジアのパイプライン戦争
6 加速する石油争奪戦
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志