『子どものリアリティ 学校のバーチャリティ』
浜田 寿美男 20051221 岩波書店,245p.
last update:20100704
■浜田 寿美男 20051221 『子どものリアリティ 学校のバーチャリティ』,岩波書店,245p. ISBN-10:4000263420 ISBN-13:978-4000263429 \2100 [amazon]/[kinokuniya] ※ f04
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
子どもが引き起こす残酷な事件が報道されるたび、「子どもが変わった」と言われる。しかし、本当に子どもは変わったのか?二〇〇四年に起きた佐世保事件の背景をたどりつつ、子どもたちを取り巻く状況、とりわけ「学校」という場が子どもたちの生きるかたちに与えている影響を丹念に描き出す。子どもたちの世界を子どもたちの側に立って理解していくことで問題の本質が浮かび上がる。
内容(「MARC」データベースより)
「子どもが変わった」と言われるが、本当に子どもは変わったのか? 2004年に起きた佐世保事件の背景をたどりつつ、子どもたちを取り巻く状況、とりわけ「学校」という場が子どもたちに与えている影響を丹念に描き出す。
■目次
はじめに
T 事件とその物語
1 学校のなかで起きた殺人
2 時間の錯誤
3 家裁決定要旨を読む(1)――女児の人格特性
4 女児の平穏な日々――女児の書いた三つの詩
5 精神鑑定の犯罪
6 家裁決定要旨を読む(2)――女児の攻撃的自我
7 事件までの四ヶ月――平穏から退屈へ
8 事件までの四ヶ月(2)――荒れと孤立
9 犯行の奇妙な「計画性」>
10 問われなかった問い
U 学校と子どもたちのいま
1 学校のリアリティ
2 時代のなかの子ども
3 人々の生きるかたちとその歴史
4 いま子どもたちの生きるかたち(1)――学校という場のリアリティ
5 いま子どもたちの生きるかたち(2)――家庭の場のリアリティ
6 怒りと悲しみ
7 子どもが悲しみを知るとき
8 子どもたちを囲むむき出しの人間関係
V 学校という場の嘘
1 学校という場の小さな嘘
2 子どもと教師のきしみ
3 学校のなかのコミュニケーション
4 学校というバーチャル空間
5 いまを取り戻すために
6 子どもたちの生きるかたち
あとがき
*作成:櫻井 浩子