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『現代人類学のプラクシス――科学技術時代をみる視座』

山下 晋司・福島 真人 20051115 有斐閣,314p.

last update:20110419

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■山下 晋司・福島 真人 20051115 『現代人類学のプラクシス――科学技術時代をみる視座』,有斐閣,314p. ISBN-10:4641122652 ISBN-13:978-4641122659 \1900 [amazon][kinokuniya]

■内容


内容(「BOOK」データベースより)
人類学の新たな地平を切り開くための研究法テキスト。フィールドワークとエスノグラフィー的手法―質的データの収集と分析により、複雑化する現代社会を観察する。

内容(「MARC」データベースより)
現代の人類学は、私たち自身の「生」を可能にしている科学技術、医療・福祉、産業、教育/学習のありようを全体論的アプローチにより描き出そうとしている。人類学の新たな研究テーマを提示するテキスト。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山下 晋司
1948年、山口県に生まれる。1973年、東京大学教養学部卒業。1978年、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科教授

福島 真人
1958年、東京都に生まれる。1988年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次


序論1 人類学をシステムアップする――現代世界との関わりの中で
 1 本書のねらい
 2 「超域社会科学」としての人類学
 3 フィールドワークとエスノグラフィー的手法
 4 人類学的知識の使い方
 5 人類学の未来に向けてのプラクシス

序論2 科学技術時代を観察する――本モデル集の基本テーマ
 1 社会変化の原動力へ
 2 質的社会学の潮流
 3 本モデル集の形式と構成

第T部 テクノサイエンスを観察する
 第1章 自然・リスク・災害の人類学
  1 理論的背景
   自然・リスク・災害
   複雑な社会的現象としての災害
  2 エスノグラフィー
   トルコと地震
   「地震がヒトを殺すのではない」
   知識と情報のネットワーク
   制度・組織・アクター
  3 今後の展望
   きたるべき災害に向けて
   地震の予知・予測
   コミュニティ・組織・記憶
 第2章 工業のエスノサイエンス
  1 理論的背景
   エスノサイエンス
   行為の中の知識
   現場
   学習
  2 エスノグラフィー
   コラート市と周辺農村部
   現場
   現場での学習過程
   職業集団・ライフコースと技能形成
  3 今後の展望
 第3章 大規模集積系科学技術――人、組織、文化への視角
  1 理論的背景
  2 エスノグラフィー
  3 今後の展望
 第4章 「情報社会」のエスノグラフィー
  1 理論的背景
   「情報社会」への関心の高まりと社会科学
   「情報社会」概念の問題点
   サイバースペース研究の方法論上の問題
  2 エスノグラフィー
   グループウェアへの着目
   グループウェア空間にみる社会的分散認知
   サイバーポリティクス
  3 今後の展望
 第5章 高信頼性組織研究からみた救命救急センター
  1 理論的背景
   高信頼性組織研究
  2 エスノグラフィー
  3 今後の展望

第U部 制度の中の生(bios)
 第6章 「障害」が作られているとき,「障害」が壊されているとき
  1 理論的背景
  2 エスノグラフィー
   分離別学政策
   「普通学級に学ぶ障害児」の風景
   「障害」の認識をめぐる葛藤
   政策を飼いならす
  3 今後の展望
 第7章 制度を生きる/制度を観る
  1 理論的背景
  2 エスノグラフィー
  3 今後の展望
 第8章 老いることの民族誌
  1 理論的背景
   老いを考える
   離脱理論への反駁
   ナージングホームから在宅ケアへ
  2 エスノグラフィー
   フィンランドにおける地域福祉の研究
   方法への留意
  3 今後の展望
 第9章 死を看取る技術
  1 理論的背景
  2 エスノグラフィー
  3 今後の展望

第V部 産業と開発のエスノグラフィー
 第10章 葬儀の産業化
  1 理論的背景
   葬儀産業への眼差し
   死にざまの具現化
  2 エスノグラフィー
   演出空間としての葬儀
   教育・密葬志向・生前予約
   遺体を扱う
   私らしい光、私らしい葬儀
  3 今後の展望
 第11章 ホスピタリティ産業への経営人類学的アプローチ
  1 理論的背景
   ホスピタリティ産業
   商品化される私的な領域
   経済人類学と経営人類学
  2 エスノグラフィー
   タイにおけるセックスツーリズム
   ゴーゴーバーでの調査
   バーガールたちの経営戦略
   商品としての親密性
  3 今後の展望
   接客技能の形成とパーソナリティの資源化
   親密性を捉え直す
 第12章 組織文化と組織学習
  1 理論的背景
   技術決定論
   組織拘束論
   折衷案としての相互作用論
   創発特性に注目する相互作用論
   技術のオープンエンド性
   技術の見立て
   みえない前提の意識化
 第13章 観光における自然の資源化と環境保護
  1 理論的背景
  2 エスノグラフィー
   地域住民
   行政
   旅行業者
   観光客
   研究者
  3 今後の展望
 第14章 開発のための新たなプログラム
  1 理論的背景
   開発の社会文化的側面と参加型アプローチ
   開発のための組織学習
  2 エスノグラフィー
   農村開発の異種混淆的状況
   ビジョンの共有
  3 今後の展望
   システム思考
   社会開発に貢献するプログラム

第W部 学習というプロブレマティーク
 第15章 学習する身体――「勉強会」における改修ムスリム像の共同構築
  1 理論的背景
  2 エスノグラフィー
   勉強会という場
   「同じ境遇の」女性たちとの関係形成
   勉強会における学習の過程
   「本来のイスラーム」の共同構築
  3 今後の展望
 第16章 多民族社会における学校・言語・知識
  1 理論的背景
   人類学的対象として
   知識社会論の一環として
  2 エスノグラフィー
   背景
   教室の中で
   教室の外で
  3 今後の展望
 第17章 教育を再文脈化する――身体技法の習得過程からみた演劇学校
  1 理論的背景
   身体技法とは
   芸能教育研究への応用
   身体技法の習得過程の社会的文脈
  2 エスノグラフィー
   演劇学校の背景と特徴
   分業システムと身体技法の習得過程
   教育法の変容と身体技法の習得過程
  3 今後の展望

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20110419 REV:
医療人類学 ◇『臨床人類学――文化のなかの病者と治療者』身体×世界:関連書籍 2005-2009  ◇BOOK
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