『テロの社会学』
佐伯 啓思・大澤 真幸 20051110 新書館,225p
■佐伯 啓思・大澤 真幸 20051110 『テロの社会学』, 新書館,225p. ISBN-10: 4403231047 ISBN-13: 978-4403231049 \1890 [amazon] ※ s03
■内容(「BOOK」データベースより)
世界に否!を唱える人に私たちはどう答えるのか? 自由民主主義の欺瞞を暴く保守革新の激突激論。
■内容(「MARC」データベースより)
「世界に否!」を唱える人に私たちはどう答えるのか? 自由民主主義の欺瞞を暴く保守革新の激突激論。『大航海』に掲載されたものに語り下ろしを加えて単行本化。
■著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
- 佐伯 啓思
- 1949年、奈良県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は社会経済学、経済思想史。
- 大澤 真幸
- 1958年、松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科助教授。専攻は比較社会学・社会システム論。
■目次
第1章 預言者と大統領
これは「文明の衝突」なのか
欠落感を埋める戦争
自由と民主主義の幻想
カリスマの2つのタイプ
ブッシュはなぜ勝利したか
「反対側」のカリスマ
リアリティとヴァーチャリティの狭間
敵は自分たちの内側にいる
カリスマの還元がカリスマを生む
第2章 テロの社会学
テロは批判できるか?
全共闘左翼のテロ嫌悪
多文化主義の欺瞞
リベラルデモクラシーとイスラム
政教分離の矛盾
ポストモダンは乗り越えられるか
関係性の逆転
相対主義と多元主義
「義」と「神」
近代化におけるナショナリズムと宗教
選択の自由を超えて
恋愛と親子関係
第3章 ポストモダンの行方
近代主義・ポストモダニズム・保守主義
動物化とはなにか
規律訓練型から環境管理型へ
ファミレス化する社会
本物への欲求
マルチカルチュラリズムの限界
ポストモダニストとしてのソフィスト
アイロニカルな没入
プラグマティズムの戦術
伝統への回帰は可能か
非西欧的歴史観は可能か
ナショナリズムの困難
ローカルとグローバル
戦後日本にとっての「父親」
憲法をどう考えるか
■引用
*作成:長谷川 唯 樋口 也寸志