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『雇用破壊――非正社員という生き方』

鹿嶋 敬 20051102 岩波書店,205p.


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■鹿嶋 敬 20051102 『雇用破壊――非正社員という生き方』,岩波書店,205p. ISBN-10: 4000228609 ISBN-13: 978-4000228602 1785 [amazon]

■商品の説明
雇用破壊 非正社員という生き方
著者は、日本経済新聞社の編集局生活家庭部長、編集局編集委員などを歴任後、現在は実践女子大学人間社会学部の教授として教壇に立つ。その間、現代家族が 内包する問題や男女共同参画社会のあり方について、様々な提言を行ってきた。本書では、今最も重大な雇用問題に発展している「非正社員問題」について論じ る。雇用労働者約5000万人のうち1500万人以上が非正社員であるという現実と、そこに生じるいびつな処遇格差が、この国の社会基盤を蝕んでいると警 鐘を鳴らす。

人材は単なるコストか――経営者に向けての、著者の一貫した問いかけである。「企業は不況脱出の過程で、人材の受け止め方に混乱が生じてしまったのではな いか」と今の状況を憂える。非正社員問題は、雇う側と雇われる側双方に課題があることを、種々の統計や現場でのケースを基にして明らかにしていく。著者は 非正社員を「若年フリーター」「中高年男性フリーター」「女性非正社員」に分類。それぞれ非正社員となった背景や将来直面するであろう問題が異なると分析 する。一刻も早く着手すべきは、被雇用者に対する均等・公正な処遇への改革だと言う。社会全体が「男性・正社員・世帯主」という既成概念を捨て、制度設計 をし直す時が来ていると訴える。


(日経ビジネス 2005/12/12 Copyright(c)2001 日経BP企画..All rights reserved.)


内容(「MARC」データベースより)
パート、アルバイト、派遣、請負、契約…。3人に1人は非正社員の時代。若年フリーターの実情、中高年男性フリーターの厳しい状況、女性たちの仕事の現状 と問題点を、インタビューと、多角的なデータをもとに明らかにする。

■目次

はじめに

T 左右、どっちを向いても非正社員時代
U フリーターを生きる
V 新たな不安の種
W 流されて、いつか中高年
X なぜか、いつも、女性は非正社員
Y 新たなルールを求めて

おわりに


*作成:橋口昌治 
UP:20080105
「若年者雇用問題」文献表 ◇主婦/パート/労働(日本) ◇
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