『少子高齢化と医療・介護・福祉問題』
石本 忠義 編著 20051005 勁草書房,176p.
last update:20101220
■石本 忠義 編著 20051005 『少子高齢化と医療・介護・福祉問題』,勁草書房,176p. ISBN-10:432670053X ISBN-13:9784326700530 \2400 [amazon]/[kinokuniya] ※ p02
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
少子高齢化に向き合う社会保障のダイナミックな動きを分析、将来の社会保障制度のあり方を示唆する。
内容(「MARC」データベースより)
今日の社会保障は、多くの面でシステムの再構築が求められている。少子高齢化に向き合う、社会保障のダイナミックな動きを分析、将来の社会保障制度のあり方について示唆する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石本 忠義
1935年生まれ。1964年法政大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。健康保険組合連合会社会保障研究室長等を経て、日本大学教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はじめに
第1章 少子高齢化の現状と問題点
第1節 少子高齢化の認識
第2節 活力ある少子高齢社会に向けた対策
第3節 1990年代以降とそれ以前の社会保険への影響の違い
第4節 少子高齢化の将来的問題
第2章 介護保険の現状と課題─ある市の実態を踏まえて
はじめに
第1節 宝塚市の介護保険の概観
1 要介護認定者の推移
2 介護給付費の推移
3 保険料と所得段階
第2節 介護保険に対する高齢者の評価
第3節 介護サービスの給付状況
第4節 利用者の負担と保険料
第5節 介護度の変化
第6節 介護保険による配食サービス
おわりに
第3章 少子高齢化と日本型福祉の枠組み
はじめに
第1節 「少子高齢化」の構造
1 意味の生成
2 「高齢化」の構造と語られ方
3 「少子化」の構造と語られ方
4 「少子高齢化」の構造と語られ方
第2節 日本の社会保障における公と私
1 日本の社会保障における「公」と「私」
2 「社会事業法」の制定にみる「公」と「私」
3 GHQとの文書の往復にみる「公」と「私」
4 〈「措置」から「契約」へ〉という図式の登場
第3節 介護保険における「償還制」の位置づけ
1 姿をあらわさない「償還制」
2 「現物給付」なのか?「金銭による償還払い」なのか?
3 「金銭による償還払い」という方式の意義
第4節 「損得勘定」から「社会的連帯」の構築へ
1 簡単な「問い」の設定
2 一体、「何」を社会的事故とするのか
3 「誰」が保険事故に遭遇し、負担することになっていたのか?
4 考え方の錯綜
5 「受給している人々」と「負担する人々」との関係
6 負担をすることの意味
おわりに
第4章 少子高齢社会と地域の医療・健康問題
第1節 統計からみた少子高齢社会の現状
1 少子高齢社会を現出する要素
2 健康と生活習慣病
第2節 地域特性の把握と疾病統計の活かし方
1 疾病統計のみかたと問題点
2 疾病統計の活かし方
おわりに
第5章 ドイツにおける21世紀初頭の医療保障制度改革について
第1節 ドイツ研究の有益性とその限界
第2節 “Agenda 2010”にもとづく社会政策への果敢な取り組み
1 包括的な構造改革をめざす
2 福祉国家ドイツの社会的合意への変更
3 最近の医療保険改革に向けた主要動向
4 「公的医療保険近代化法」の施行とその波紋
5 医療提供体制及び診療報酬体系の改革
6 疾病金庫をめぐる統合合併の動向
おわりに
第6章 自治方式による医療保険の再構築
はじめに
第1節 医療費問題の再検討
第2節 医療保険統合論の系譜
1 保険者間格差
2 統合と財政調整
3 主要な統合論
第3節 医療保険再編の課題
第7章 医療福祉総合型施設における経営特性
第1節 転換期の社会福祉サービス事業主体
1 介護福祉分野の民営化
2 事業主体の対応と課題
3 医療福祉総合型法人の事業主体
第2節 医療福祉総合型施設の研究アプローチ
1 医療福祉総合型施設群の先行研究状況
2 具体的研究例
第3節 医療福祉総合経営の実態
1 経営トップのヒアリング
2 調査結果
第4節 結果によって考えられる医療福祉総合経営の方向性と考察
第8章 アジアにおける少子高齢化と介護保障
第1節 少子高齢化の現状と動向
第2節 台湾の介護保障の現状と介護保険導入に向けての研究、検討
1 介護保障の現状
2 介護保険導入に向けての研究、検討の状況
3 韓国の少子高齢化と対策
索引
執筆者一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志